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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.03.27 21:08

LMcorsa スーパーGT富士公式テスト 2日目レースレポート

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スーパーGT | LMcorsa スーパーGT富士公式テスト 2日目レースレポート

LMcorsa レースレポート:SUPER GT 第2回公式テスト・富士スピードウェイ

LM corsa Super GT, Racing Reports 2017 Vol.4
Official Test:FUJI INTERNATIONAL SPEEDWAY.

2017/03/26

General comment

 前日に引き続き、3月26日(日)も富士スピードウェイでAUTOBACS SUPER GTシリーズの公式テストが行われる予定だった。しかし、未明から降り始めた雪のため朝にはコースサイドがうっすらと雪化粧をしている状況に。コースの路面上に雪は積もっていないが、シャーベット状になっていることもあるためコース整備が行われることになる。

 そのため、午前9時30分から2時間で予定されていたセッション3は、午前10時30分まで中止となりオープンピットが開催される。しかし、雪は止むことなく、時折強くなって降り続けているため、コースコンディションを考えて最終的にテスト2日目は中止という決定が下される。

 そのため、2週間後に控えた開幕戦に向けたテストは、前日の走行が最後ということになった。

 今シーズン、新型車両「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」を投入したチームは、前回の岡山テスト、今回の富士テストで収集したデータを解析してマシンを仕上げていくことになる。果たして、開幕戦でどのような活躍を見せるのだろうか。

 なお、SUPER GT開幕戦は4月8日(土)、9日(日)に岡山国際サーキットで開催される。

ドライバー/飯田章
前回の岡山テストでやってきたことを反映させて、クルマの方向性を決めて今回の富士に挑んだのですが、狙ったところまできていないという状況でした。しかし、ピットインを繰り返しながら様々なデータを取れたのは大きいと思います。今後、得られたデータを解析して、クルマがどのような状態なのかということを導き出していきます。ドライバーのフィーリングだけではなく、きちんとデータ数値化して方向性を見直していくことはとても重要ですからね。開幕戦はやはり大事なレースなので、今持っている材料をすべて出し切っていきたいと思います。とにかくこのチームを始めた1シーズン目のような新たな気持ちで、レースの一つひとつを大事にしてシーズンを戦って行きたいと思います。

ドライバー/吉本大樹
初日午後の走行を担当し、タイヤメインでテストを行ったのですが、路面温度が実際のレースウィークと違うため厳しかった部分もあります。開幕戦の岡山、そして次の富士も想定したタイヤを持ち込んでいましたので。岡山のレースは、今回の路面温度と比較すると15〜20°C高くなると想定しているため、テストしたタイヤはマッチしてくれると思っています。でも、ドライのテストを濃縮させて行うことができました。たくさんのお客さんが来場されていたので、2日目のテストが中止になったのは残念でした。僕たちとしても、走れたならばレインタイヤの確認をしたかったのですが……。ただ初日のデータを踏まえてチームミーティングができ、進めて行くべきセットの方向性などを話し込めたのは良かったと思います。とにかくミスやトラブルなしで結果を出していけるように、開幕戦へ向けて準備を進めていきたいと思います。

監督/小藤純一
今回のテストは、マシンとタイヤのマッチングを中心に行いました。初日の午前中は、レースに向けて細かくあわせていくのではなく、大きく振って、こっちはどうなのだろうということを一つ、ひとつ確認していきました。それにより、方向性が見えてきました。しかし、午後の気温は路面温度も想定していたものより10°C以上低くタイヤのレンジがまったくあわずに、タイヤがまったく仕事をしてくれないという状況でした。今回のテストは、かなり攻めたタイヤを投入していたので、レンジがずれるとお話にならないのです。昨年まではオールマイティーのタイヤでしたが、今年はピンのタイヤで攻めていきますので。昨年の結果により、今シーズンの第4戦SUGOに参戦する権利を得られるかどうかは開幕から2戦の成績で決まりますので、とにかくチーム一丸となり戦っていきたいと思います。


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