オートポリスラウンドの走り始めとなった9時からの公式練習。コースオープンとともに出走する45台が周回を重ねる。最初にステアリングを握った中山は、持ち込みのセッティングやニュースペックのタイヤを入念に確認して坪井にバトンタッチ。1時間45分の公式練習で、中山が22周、坪井が16周の計38周をそれぞれ走り込む。マシンのセッティングとニュータイヤ、そしてコースコンディションとの相性も良いようで、ウエイトハンデなどは厳しいがマシンの方向性は間違っていないことが実証された。このセッションでのタイムは中山が出した1分45秒758がベストで12番手となった。

 このオートポリスラウンドでもSUPER GTの予選はノックアウト方式で実施され、GT300クラスでは上位14台がQ2へ進出することになる。公式練習ではウエイトハンデとBoPの影響によってトップスピードの伸びに欠けるが、マシンやタイヤのバランスは良いことが確認できている。13時30分にスタートしたQ1は、これまでの2戦と同様に坪井にステアリングが託された。ピットレーンのシグナルが青になるとともにコースインした坪井はタイヤに熱を入れながら周回をするが、開始5分の時点でコースオフした車両が発生したため赤旗が提示され予選は一時中断となった。予選が再開されコースインした坪井は、計測4周目に1分45秒779をマーク。すでにQ1突破がみえていたのと、それ以上はタイムの伸びが期待出来なかったため早めにアタックを終了。12番手でQ1を突破した。

 Q1終了から予定より遅れて40分後にスタートしたQ2。ステアリングを握った中山は坪井と同様に周回を重ねて慎重にタイヤに熱を入れていき計測4周目に1分45秒046をマーク。結果としてタムアタックを行ったのはこの1周のみだったがで、見事に現状のマシンの性能を最大限に引き出し7位を獲得した。

 起伏に富んだテクニカルなサーキットと知られるオートポリスは、従来からJAF GT勢に有利なコースといわれている。実際に予選でトップ3を獲得したのはJAF GTでJMS P.MU LMcorsa RC F GT3は決勝レースでも厳しい戦いを強いられるであろうが、シリーズチャンピオンを狙うためにもチーム一丸となって上位進出を狙っていく。

JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3

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