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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.09 16:14

TEAM IMPUL 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | TEAM IMPUL 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

8/6(日)決勝レース

天候:曇り
コース:ドライ
気温/路面温度/湿度:29℃/36℃/53%(レース開始前)
観客動員数:3万3500人
決勝レース距離:4.563km×66Laps=301.158km
パレードラップスタート15:25

 予選日に引き続き、蒸し暑さがある上に決勝日は非常に厳しい陽射しも差し込む天気となりました。レーダー上では山梨県方面に雨雲が見られ、不穏な薄暗さもありましたが雨は落ちることはありませんでした。

 この日もサイン会などに加え、監督の星野一義やドライバーの2人、安田裕信とヤン・マーデンボローはトークショーやスポンサー様ホスピタリティでのご挨拶など慌ただしくスケジュールを消化。レッドブルエアレースで活躍する室屋義秀選手によるフライトパフォーマンスで場内の全員が熱狂した中、決勝レースのスタート進行が進んでいきました。

 また、グリッドウォーク時には、日産自動車株式会社様やカルソニックカンセイ株式会社様の役員の方々から激励を受け、15時25分に静岡県警の白バイやパトカーによるパレードラップ、フォーメーションラップを各1周終えて66周のレースの火蓋が切って落とされました。

 カルソニックIMPUL GT-Rは今回もスタートドライバーにヤン・マーデンボローを起用。今季ここまでスタートは全戦ヤン。戦い方のスタンダードとなりつつあります。前日の予選の順位である10番グリッドからレースをスタート。

 オープニングラップ前半セクターでまずはNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン選手)をパスし9位へポジションアップ。6周目にGT300クラスと絡み始めると前後のマシンと僅差で数珠つなぎとなり走行します。

 8周目にNo.6 WAKO’S 4CR LC500(アンドレア・カルダレッリ選手)に一旦は抜かれるもすぐに抜き替えし、ヤンは上位進出への執念を見せます。10周目、No.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正選手)の前に出ることに成功し8位へ上がります。

 その後9位へ上がってきたNo.19 WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛選手)とのバトルとなり、奇しくもSUPER FORMULAでITOCHU ENEX TEAM IMPULでのチームメイト同士の争いに。18周目終わりの最終コーナーで半車身分前に出られてしまうも、ストレート上で抜き返し1コーナーへ。8位のポジションを死守します。

 その後は7位を走るNo.37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ選手)に接近していくもなかなか攻略できません。余談ですが、キャシディ選手とヤンは品川のマンションで同居しているという間柄。同士によるバトルには発展せず、レースは中盤戦へ入っていきます。

 24周目からピットインを行うマシンが出始めます。TEAM IMPULは33周目にヤンをピットに呼び込み安田へ交代。メカニックはミスなく4輪のタイヤ交換と給油を終え42.2秒の作業時間でコースへと送り返します。接触により脱落した上位マシンがあったことで、全車ピットを終えると1つ順位を上げて7位となります。

 安田はNo.24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹選手)とのバトルを制して39周目6位に浮上。地道にポジションアップし、更なる浮上を目指し後半戦へ突入していきます。

 後半は4位争いの最中にあったNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴選手)とNo.37 LC500(平川亮選手)の2台のバトルに加わり、GT300を利用し急接近したり、逆に離されたりの繰り返しでしたが20周近く接近戦を展開します。そのまま6位でファイナルラップに突入。

 No.37 LC500(平川亮選手)に対しダンロップコーナーから第3セクターにかけてサイドバイサイドに。最終コーナーの立ち上がりで前に出て、最終的に5位でフィニッシュしました。安田は諦めない走りで、今季最上位を掴み取りました。

 予選では苦戦してしまいましたが、決勝レースでは安田裕信&ヤン・マーデンボローとチームの総力で全員がミスなく戦い抜きました。カルソニックIMPUL GT-Rはまだウエイトが軽いという利点もありますが、確実に前進しています。

 今季で最後の開催となる鈴鹿1000kmでは是が非でも優勝、表彰台獲得を目指し戦いますので、引き続きTEAM IMPULへのご声援をよろしくお願いします。


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