終盤のガス欠症状で表彰台を逃すも健闘して4位
スタート直前の雨はレインタイヤを選ぶべき雨だったが、風上の向こうには青空が見えていた。週末は雨が降る時に暗雲が立ち込めていたが、今日の雨は薄雲でも雨が降っていたので、戦略を立てるのには非常に難しいコンディションだった。
スタートドライバーの高木真一選手はセーフティカースタートの後、2つポジションを落としてしまう。しかし、どのような展開になるか予想出来なかったので、高木はなるべくタイヤに負担をかけずに徐々にペースを上げていく事を考えていた。
10周を過ぎた辺りから路面が乾き始め、ドライタイヤに履き替えるチームが増えてきた。高木のペースはドライタイヤを履いている車のラップタイムと遜色無かったので、ペースが落ちるまで引っ張る作戦をとった。
高木は14周目に一時3番手までポジションを上げるものの、ラップタイムが徐々に落ち始めたので、20周目にピットインし、ショーン・ウォーキンショー選手に交代した。
ショーンは13番手でコースに復帰し、全体の中でも速いペースで周回を重ねた。42周目には4番手までポジションを回復し、3番手の車の背後まで迫ってきた。ショーンはストレートスピードに勝る前車を果敢に攻めて抜きにかかるが、終盤はガス欠症状が出てしまい4番手でレースを終え貴重なポイントを獲得した。