10月7日(土)の予選Q1は、開始の2時間ほど前から降りはじめたスコールによって全面的にウエットコンディションで競われることになった。
 
 午前中に行なわれた公式練習では、ユーズドタイヤを履いていた状況ながらも13番手のタイムをマークしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3。ドライコンディションならば予選Q2への進出が間違いない状態だった。
 
 しかし、予選Q1はウエットとなり、吉本大樹が渾身のアタックを行なったが21番手のタイムを出すのが精一杯となった。

 迎えた8日(日)の決勝日は、前日のような朝からスコールに見舞われることはなく、昼過ぎまでサーキットは晴天に包まれていた。だが、13時45分からのスタート進行が始まると、サーキットの回りは雨雲に覆われてくる。

SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3

 
 14時半になると、やはり雨が降り始め一瞬のうちにコースはウエットコンディションとなった。15時のスタートを前に雨は小ぶりになり、天候が回復されることが予想されたため、各チームはスタート時のタイヤ選択に悩まされることになった。
 
 66周の決勝レースは、予定通りの15時にスタート。ウエットコンディションとなったためにスタートから2周はセーフティカーが先導し、3周目にレースが開始。
 
 21番手からスタートしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、第1スティントを担当した吉本が巧みなテクニックを見せ5周目にはすでに8台をパスして13番手まで浮上する。
 
 39台のマシンが周回を重ねたことで路面が乾き始め、レインタイヤを履く吉本はポジションをキープするもののラップタイムが徐々に落ちてくる。チームはレインからスリックに交換するタイミングを見計らうことになった。

 ドライバー交代とタイヤ交換のタイミングを合せるとなると、最低でも18周までピットインを遅らせる必要がある。だが、そこまでレインタイヤで走行するとロスタイムがかさんでしまう。チームは、ピットストップの回数が増えてしまうが、9周目にピットインの指示を出す。
 
 メカニックの敏速な対応で、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3はタイヤをスリックに変えてコースに復帰。すると吉本は、レインタイヤを履く上位陣よりも1周で8秒ほど速いラップタイムで走行する。
 
 タイヤ交換のためにピットインして一時は19番手まで順位を落としたものの、15周目には13番手まで浮上し、上位陣からピットインを行なった21周目には3番手までポジションをアップさせた。
 
 その後も、1分35秒台の安定したラップを刻み、37周目には自己ベストとなる1分34秒944をマークし41周目にトップでふたたびピットイン。今度は、飯田へのドライバー交代と給油、タイヤ交換を行ないコースに戻る。

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