スーパーGT:31号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017年第7戦タイ レースレポート
2017 AUTOBACS SUPER GT ROUND 7
チャーンインターナショナルサーキット
開催地:チャーンインターナショナルサーキット(タイ・ブリーラム県)/4.554km
10月7日(予選)天候:曇りのち雨コースコンディション:ウエット
観客数:1万5881人
10月8日(決勝)天候:雨のち晴れコースコンディション:ウエット~ドライ
観客数:2万6376人
予選、決勝ともに不安定な天候に苦しみ、あと一歩のところで入賞逃す
全8戦で争われるスーパーGTシリーズの第7戦、『Chang SUPER GT RACE』がタイのチャーンインターナショナルサーキットで開催された。今年もaprは2台のトヨタプリウスZVW51を走らせ、『#31 TOYOTA PRIUS apr GT』嵯峨宏紀選手と久保凛太郎選手に託すこととなった。
第5戦・富士において3位入賞を果たし、今季初の表彰台獲得となったこともあり、シーズン後半戦の巻き返しが大いに期待されていたが、シリーズ最大の大一番、第6戦・鈴鹿1000kmではクラッシュを喫し、無念のリタイア。マシンには大きなダメージはなく、嵯峨選手も無傷だったのが不幸中の幸いだった。
さて、第7戦は年に一度のアジアラウンドとして、今年で4回目の開催となるタイ、チャーンインターナショナルサーキットが舞台となる。このサーキットの特徴は、前半が3本のストレートをつないだハイスピードセクションであるのに対し、後半は中速から高速までコーナーを巧みに組み合わせたテクニカルセクションと、好対照な性格を備えていることだ。
以前は、リチウムイオンバッテリーの海外持ち出しが禁止されているため、ハイブリッドシステムを外して挑まなければならず、特に前半セクションでの遅れが響いて、苦戦を強いられていたプリウスながら、『#31 TOYOTA PRIUS apr GT』は昨年より蓄電装置がキャパシタに改められたこともあって、状況も改善されて予選8番手からスタートを切り、5位でのフィニッシュに成功している。今年は、より一層の好成績を残すことに期待がかかった。