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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.11.16 16:27

スーパーGT:31号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017年第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:31号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017年第8戦もてぎ レースレポート

公式練習 11月11日(土)8:45~10:20

 公式練習が始まった頃は、まだ上空に雲を残していたが、時間の経過とともに強い日差しが注がれるようになり、結局土曜日は終始ドライコンディションでの走行が可能となっていた。『#31 TOYOTA PRIUS apr GT』に最初に乗り込んだのは嵯峨選手。

 開始早々に赤旗が出るハプニングもあったが、間もなく再開されて本格的な走行が開始される。

 序盤のうちに、このセッションベストとなる1分49秒248を嵯峨選手はマークし、その後はトラブルに見舞われることなく、短いピット作業を何度も繰り返して決勝セットを詰めていく。ほぼ1時間経過したところから久保選手の走行に。

 1分49秒台を何度も記録していた嵯峨選手に対し、久保選手はなかなか1分50秒の壁を切ることができず。ラストのGT300 単独のセッションで、ようやくベストタイムとなる1分50秒653を出すに至ったあたり、一抹の不安を残す。

続いて行われたサーキットサファリは、再び嵯峨選手からの走行となり、バスと並走する状況とあっても1分49秒314を出すあたり、嵯峨選手の方は好調のようだ。ラスト1周は久保選手のドライブとなった。

公式予選Q1 11月11日(土)14:00~14:15

 今回のQ1担当は久保選手。ピットが最終コーナー寄りだったため、すぐにコースインしてもトラフィックは避けられないことから1分ほど待機してから、ピットを離れることに。日差しは強いのだが、気温、路面温度ともに低かったこともあり、ウォームアップを入念に行ってから、久保選手は『#31 TOYOTA PRIUS apr GT』に鞭をくれることとなった。

 しかし、せっかくライバルとはタイミングをずらしたはずなのに、苦戦する久保選手。最初のアタックラップは1分48秒719で、その時点での 4 番手につけるも、路面状態の向上でタイムを縮めていく選手が続出する中、なかなかタイムを伸ばせずにいた。

 そしてラストアタックで、ようやく1分48秒510をマークするが、Q1クリアゾーンにコンマ6秒届かず。その結果、『#31 TOYOTA PRIUS apr GT』は、19番手から決勝に挑むこととなった。

嵯峨宏紀選手

「昨年ポールポジションのプリウスは、もてぎが得意のはずだったが蓋を開けてみると、全く歯が立たない状況でした。それでもQ1は久保選手で10位くらいに残り僕がQ2で渾身のアタックを予定していたが、希望もむなしくQ1落ちの19位が実力でした、、、、」

「明日も厳しい展開が待ち受けているはずだが可能性が1%でもあるかぎり全力は尽くします。毎年、最終戦の成績は良いので我々にツキが回ってくるかと思っています」

久保凛太郎選手

「Q1落ち、ごめんなさい。クリアラップもうまく取れなかった事もありますが、他車と比べて明らかにブレーキも劣るし、エンジンもパワーが足りなく立ち上がりでのタイムロスも響きました」

「昨年よりも、色々と厳しくなっているからだと言い訳ばかりしたくもないので、明日は全力で頑張るのではなく冷静に慎重に僕らしいレースをいたします。もてぎは PRIUS との相性も良いはずなので」

金曽裕人監督

「プリウスになってから、もてぎ初のQ1敗退。色々と理由はあるし要因も分かっているが、それでもチーム力でもっと前に行かなければいけない。決勝までに足りない部分を埋めるには時間が無いが、あきらめず作戦含めせめてポイントは獲得したい。明日は、最後まで攻め続ける姿を皆様にお見せいたします」


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