■決勝 4月8日(日)【9位】
□天候:曇り | コース:ドライ | 気温/路面温度 13度/19度
決勝日の午前中も雨が降ったり、止んだりの不安定な天候だったが、スタート前には晴れの空模様となり、ドライコンディションで20分間のフリー走行が始まった。マシン・路面・セカンドスティント用のタイヤ確認・ドライバー交代練習などレースに向けての全ての確認作業をし20分間のフリー走行を終えた。国本選手からも車は良いとコメントを頂き、国内初優勝へ向けてスタートを待っていた。朝から詰掛けた大勢のレースファンが見守る中、2018年のシリーズが幕を開けた。しかし、決勝レースがスタートと同時に大波乱の展開に。まず、オープニングラップからフォーメーションラップにかけてトップの17号車を筆頭に隊列を整えて、スタート!
スタートは上位陣で何台かがホイールスピンをしてしまい、まさかの19号車の前の車がブレーキを踏むことに、その後23号車が後ろからもの凄い勢いで19号車を抜いていく、波乱のスタートとなった。19号車は9位まで順位を落とすが、その後100号車のバドン選手をオーバーテイクし、6位を走行。先頭グループがPITに入ると山下はプッシュしてトップとのタイム差を縮めに行った。暫定2位の46周目に山下選手から国本選手にバトンを渡す。
ピットのタイミングで前にいた23号車と3号車を交わし8号車とバトルが始まる。
8号車とのバトルでフロントタイヤグリップを徐々に失う国本選手だか上手くポジションをキープして走行を重ねるが38号車、3号車が再び迫ってくる展開の中、順位を落としてしまう場面もあったが、その後2台を抜き返し、9位で新生19号車をチェッカーまで導いてくれた。
国本選手・山下選手の新コンビはGT500勢の中でも存在感を示す事が出来たレースだった。結果は残念だがますます磨きのかかった二人が次戦以降展開する事を約束してくれた。9位と言う順位だったが良い所も沢山あったので今後のレースに期待のかかる一戦となった。
■国本雄資選手コメント
9位でした。序盤は良いペースで走行していました。
3号車と23号車を抜いて8号車とバトルをしていたのですがフロントタイヤのグリップが低下し、順位を下げてしまったのですが、また2台を抜いて9位でチェッカーを受けました。
富士に向けて改善しないといけない事もありますし、良いとことも沢山あったので次につなげたいと思っています。幸いにポイントを持ち帰る事が出来たので良かったです。
応援ありがとうございました。次回も応援宜しくお願いします。
■山下健太選手コメント
僕のスティントはスタートでポジションを9位まで落としてしまいました。(後に2台がスタート違反の判定)
展開はとても厳しいレースになってしまいました。ペースは良かったのですが前に詰まってしまって、順位を上げる事が出来ませんでした。今回の反省を必ず富士に活かしたいと思っています。車の良いとこもあったので今後のテストで更にマシンを向上させたいと思っています。
応援ありがとうございました。
■坂東正敬監督コメント
難しいレースでした。先入観がありすぎたかもしれません。本当に反省です。タイヤ無交換などさまざまな選択肢があった中、戦略はオーソドックスな戦略でした。国本選手のスティントは本当に大変だったと思います。
もう少しセットアップで何とかしてあげたかったです。ただシーズンオフはタイヤ開発を横浜ゴムさんと一緒に進めてきましたので次の富士、鈴鹿、タイはとても楽しみです。
今回、足りなかった物などをすでにミーティングして、解決そして今後のテストプランに盛り込んでいますので今年は色々とデータを元に戦っていきます。
沢山の応援ありがとうございました。ADVAN40周年に早く花を添えられるように次のテストから頑張ります。
■織戸学 エグゼティブアドバイザーコメント
久しぶりにGT500の現場を見させて頂きました。やはりGT500のレベルの高さを新ためて認識しました。
セットアップやタイヤなど本当に勉強になりました。
今回は9位でしたが練習走行はTOPだったのでこのドライバーの勢いをそのまま富士に持って行きたいと思っています。
今後はドライバーのバックアップや横浜ゴムとのコミュニケーションを更に充実して、チームに貢献したいと思っています。
応援宜しくお願いします。
【Racing Project BANDOH has opened a YouTube channel 】
レーシングプロジェクトバンドウのYoutubeチャンネル誕生。
サーキットの興奮をダイレクトにお茶の間にお届けします。
是非、チャンネル登録を!!!
https://www.youtube.com/channel/UCDTRz5QdXviv6VLLJLrDrCw/videos