■PPに満足せず優勝につなげたい
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
第3戦のマレーシア大会が中東情勢の影響により中止となり、今回のレースは約3カ月のぶりの開催となった。第2戦終了時点でまだポイントの獲得が出来ていない#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTは、この3カ月のブランクでクルマを組み立て直し、万全を期して富士スピードウェイに入ってきた。
午前中に行われたフリープラックティスでは持ち込みのセッティングを確認しながらの走行となった。決勝を見据えたセットの確認も行い、5番手で午前のセッションを終えた。ドライバー、チームは手応えがあったようだ。
午後の予選は雲が多かったが、気温が高いコンディションで始まった。Q1は大津弘樹選手が担当した。セッション開始と同時にコースの西方面で雨が降っているという情報があったが、殆ど影響はなく大津選手はアタックラップへ入って行った。クルマのバランスは良く、前を走行しているクルマに追いついてしまったものの、Q1を3番手で終えてQ2を太田格之進選手に託した。
今年の太田選手は、国内の他のカテゴリーで好結果を出している最も勢いがあるドライバー。
スーパーGTでは、低迷していたがここで流れを変えたい。太田選手は2周目のアタックラップで2番手に大差をつけて見事ポールポジションを獲得した。プレリュードに変わって初のポールポジションを記録した。この調子を維持して明日は優勝を目指したい。
●鈴木亜久里監督のコメント
「1戦目、2戦目と調子悪くてクルマのセットが出なくて、チームもドライバーもすごく苦労したんだけど、マレーシアのレースが中止になって、クルマを全部見直す事が出来た事が良かったと思っています。チームは良いクルマを作り上げてくれて、ドライバーも素晴らしい走りが出来てポールが獲れたと思います。明日は、気を引き締めて優勝を目指したいね」
●田中洋克チームディレクターのコメント
「持ち込みセットも良かったので、予選でミスをしなければ良い結果を出せる見込みはありました。Q1で大津選手が前のクルマに接近して少しだけロスしましたが、それでも3番手のタイムが出たのでQ2もミスが無ければ大丈夫だと思っていました。2番手に大きな差をつけて獲れたので嬉しいですが、明日のレースもミスなく戦いたいです」
●太田格之進選手のコメント
「今年は背負うものが大きくて、ここまでやってきて序盤戦は全然ダメだったんですけど、チームが頑張ってくれてこの結果につながったと思います。明日は、ロングランのセットも良さそうですし、ボク達に求められているのは優勝だと思いますし、これに満足せずに明日は絶対に勝ちたいと思います」
●大津弘樹選手のコメント
「Q1の段階でもクルマのポテンシャルは高くて、更にチームも考えてくれてより良くセッティングを仕上げてくれました。太田選手は素晴らしいアタックをしてくれてポールポジションを獲れました。しかも2番手とのタイム差も大きいので感謝しています。このインターバルでチームも頑張ってクルマを見直してくれたので、それがこの結果につながったと思います」
■HWを考えればP5は悪くないので決勝はここから上げて行きたい
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
第3戦のマレーシア大会が中止となり、約3カ月のインターバルがあったが、7月下旬に16号車はSUGOでテストを実施した。これは第6戦に向けたテストではあったが、クルマのバランスは非常に良く、良い雰囲気でこの富士に乗り込んできた。持ち込みのセットも良くて、午前のフリープラックティスでは2番手で終える事が出来た。予選でも好結果が期待された。
Q1は野尻智紀選手が担当した。いつものとおり落ち着いたアタックでQ1を突破した。ポジションは8番手でギリギリではあったが、他のクルマの伸び幅が大きかったので、セットのアジャストを行ってQ2の佐藤蓮選手に託した。
Q2では望んだポジションを得る事が出来なかったが、5番手というポジションは悲観すべきポジションでは無いので、明日は表彰台を目指して準備を進めたい。
●土屋圭市監督のコメント
「チームメイトの8号車がポール獲れて、プレリュードも全体的に底上げが出来ていると感じました。16号車も5番手ではありますが、パフォーマンスが悪いわけではないので、明日は追い上げて行きたいと思います」
●田中洋克チームディレクターのコメント
「ウェイトはプレリュードの中では重い方ですが、その割には健闘したと思っています。午前のセッションでは、ショートもロングも良かったです。予選はプレリュードの中では良くはありませんでしたが、ウェイト分と考えれば評価できるポジションだったと思います。ロングは手応えがあるので、ポジションを上げて行きたいです」
●野尻智紀選手のコメント
「朝のフリープラックティスでは他と比べるとパフォーマンスが足りないと感じていましたが、スターティンググリッドとしては5番手ですし、上位を狙えるポジションなので、決勝ではここから上げて行きたいと思っています」
●佐藤蓮選手のコメント
「予選に向けては専有走行からアップデートして、それは良い方向に行きました。Q1からQ2もアジャストしていって、16号車としては良い仕上がりになったと思いますが、他のクルマの上げ幅の方が大きかったのでそこに対して何が足りなかったのかしっかりと分析する必要はありますが、ウェイトを考えれば悪く無いポジションなので、しっかりポイントを持って帰れるように準備していきたいです」

