■今週はボク達の強さと速さを見せられた週末でした
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT

 朝から晴れたり曇ったりの空模様だが、気温は高く蒸し暑い。午後から雨の予報だが、決勝前のウォームアップ走行では雨の兆しは無かった。そのウォームアップでは2番手のタイムで終え、決勝に向けて準備は万端だ。

 スタートドライバーは大津弘樹選手。グリッドに並んで少し経ってから雨が降り始めた。路面はすぐに色が変わったほどで、殆どの車両がレインタイヤに履き替えた。フォーメーションラップ開始前に雨は止み、日射しも出てきたため、路面は濡れているもののほぼ全車ドライタイヤに履き替えた。

 路面コンディションが安定しないため、スタートはSC(セーフティーカー)スタートに変わった。SCの先導によりスタートが切られた。5周目にSCが外れリスタートが切られたが、その直後に後方で接触があり、赤旗中断となった。車が宙を舞うほどの大きなアクシデントだったが、ドライバーは無事のようだ。

車両回収が完了したあと、SC先導後、10周目にリスタートが切られた。大津選手は2番手の車に背後に迫られ、1コーナーでひとつポジションを落としてしまう。13周目には雨が降り始めた。まだウエットタイヤに履き替えるほどではない。

 24周目にルーティンのピットインを行い、太田格之進選手に交代。7番手でコースに復帰。他車のピットインもあり、30周目には4番手に浮上。33周目には3番手に浮上。そこから膠着状態が続いたが、50周目辺りから2番手の背後に迫り、58周目のBコーナーで前車をかわし、2番手に浮上。太田選手のペースは良く、最終ラップではトップの背後まで迫ったものの、0.6秒差の2位でレースを終えた。

 悔しい結果となってしまったが、第1戦、2戦でノーポイントだった事を考えれば、大きな飛躍になった。後半戦は、チャンピオン争いに加われるような戦いを展開していきたい。

鈴木亜久里監督のコメント
「昨日のQ2でタイヤに亀裂が入ってしまって、そのタイヤを2スティント目で使う予定だったんだけど、使えませんでした。他のタイヤは温度レンジが合ってなくて、今回のレースの敗因はタイヤの損傷によるものだったんだよね。でも、最後まで諦めずに戦った姿勢は良かったね」

田中洋克チームディレクターのコメント
「スタートで前に行かれたのが痛かったですね。とは言え、ここまで走れる事が分かったのは大きな収穫ですし、1戦、2戦とノーポイントだった事を考えれば、良い結果だったと思います。次に向けて優勝できるように準備していきたいです」

太田格之進選手のコメント
「結果は悔しい思いもありますが、まずはレースペースというところにフォーカスするととても良かったので、ポジティブですし、遠いところから1台抜いてトップに仕掛けるところまで行けましたし、結果は悔しいですが、内容は良かったですし、ポールも獲れたし、今週ボク達の強さ、速さを見せられた週末だったと思いますので、ポジティブなイメージしかないです。次に向けてもっと上げていけるところがあると思うので、チームと大津選手と一緒に頑張りたいと思います。かなり暑くて疲れましたけど、次の鈴鹿に向けて頑張りますので、応援宜しくお願いします」

大津弘樹選手のコメント
「ポールでスタートして、序盤赤旗が出て荒れたレースになりましたが、その再スタートの時に抜かれてしまいました。リスタートの瞬間の間合いが良く無くて、1コーナーで防ぎきれませんでした。後半はタイヤの選択が難しい中、太田選手が序盤厳しかったにも関わらず、終盤に追い上げてくれて、もうあと1-2周あればトップを獲れたくらいのペースだったので、ポジションを落としたにも関わらず、2位になれたので太田選手には感謝しています。次回鈴鹿に向けて気を引き締めて頑張りたいと思います」

8号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹) 2026スーパーGT第4戦富士

■決勝ではペースを上げる事が難しかったが鈴鹿には挽回を
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT

 昨日に続き、酷暑の富士スピードウェイ。決勝前のウォームアップ走行ではトップタイムを記録した。クルマのバランスは良さそうだ。何とかポジションを上げて表彰台を狙って行きたい。

 スタート前に雨が降り始めたが、すぐに止んでしまった。タイヤチョイスが難しいコンディションだったが、ドライタイヤでスタートすることになった。路面コンディションが安定しないため、スタートはSC(セーフティーカー)スタートに切り替わった。

 スタートドライバーは野尻智紀選手。SCの先導によりスタートが切られた。5周目にSCが外れリスタートが切られたが、その直後に後方で接触があり、赤旗中断となった。車が宙を舞うほどの大きなアクシデントだったが、ドライバーは無事のようだ。

 車両回収が完了し、SC先導後、10周目にリスタートが切られた。野尻選手は慎重にスタートを切り、ポジションをキープしたまま周回を重ねた。13周目に雨が降り始めた。まだウエットタイヤに履き替えるほどではない。

 14周目の最終コーナーで背後のクルマにインを刺されてしまい、ポジションをひとつ落としてしまう。ロングランのセットは悪く無かったが、いざ始まってみるとなかなか思うようにペースを上げる事が難しかった。この時点で6番手。雨は少しずつだが量が増え始め、20周目には7番手にポジションを落としてしまう。その後、雨は止み、ペースは安定してきた。

 22周目に野尻選手はルーティンのピットインを行い佐藤蓮選手に交代。9番手でコースに復帰するが、26周目にひとつポジションを落としてしまう。35周目に8番手に上がったものの、39周目には9番手に戻ってしまった。

 その後、終盤まで順位の変動はなく、9位でレースを終えた。今回は決勝へ向けたロングランのセットは良い感触があったものの、実際にはペースを十分に上げる事が難しいレースとなってしまった。とはいえ、3戦連続でポイントを獲得する事ができたので、後半戦に向けてレベルを上げて大量ポイントを獲得して行きたい。

土屋圭市監督のコメント
「ウォームアップではトップタイムを記録することができましたが、いざ走ってみたら混戦ではなかなかペースを上げられませんでした。セッティングのレベルをもう少し上げていく必要があるので、次回の鈴鹿までにしっかり準備していきます」

田中洋克チームディレクターのコメント
「ウォームアップではペースが良かったので、レースも良いと思っていましたが、いざ始まってみるとなかなかペースを上げる事ができませんでした。振り返ってみると、レースセットがまだまだ合っていなかった、というところが分かったので、次に向けて良い収穫があったと思っています」

野尻智紀選手のコメント
「順位は9位でした。チームメイトの8号車や、他のホンダ陣営に比べ、ペースが良くなかったです。レースペースは良さそうだと思っていましたが、いざ始まってみるとペースを上げる事が難しかったです。後半の蓮に期待していましたが、ペースを上げるのは難しく、厳しい戦いになってしまいました。とは言え、すぐに鈴鹿のレースが迫っているので、しっかり準備して良い結果につなげられるように頑張りたいと思います」

佐藤蓮選手のコメント
「ボクのスティントではなかなかペースを上げられず、防戦一方になってしまいました。8号車や100号車はボク達よりウエイトが軽いとは言え、ボク達よりかなり調子が良かったので、次の鈴鹿で優勝できるように頑張りたいと思います」

16号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮) 2026スーパーGT第4戦富士

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