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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.08 16:35

本山哲 スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | 本山哲 スーパーGT第2戦富士 レースレポート

【決勝】5月4日(金)天候:晴れ 路面:ドライ 気温:18℃ 路面温度:36℃(決勝開始時)

■決勝結果:10位(109周)2h52’04.862(千代→本山→千代)

 迎えた決勝日の富士SWは朝から晴天となり、前日よりも気温、路面温度ともに上昇。500kmに及ぶ長い戦いは、ドライコンディションの下で午後2時40分にスタートした。

 2回のドライバー交代をともなうピットインが義務づけられたこのレース、ひとつ危惧されていたのが路面温度だった。その路面温度は予想よりも高くなり、3号車はレース序盤から苦戦を強いられることになった。

 レースはオープニングラップから、激しいポジション争いが繰り広げられた。そんな混戦の中3号車のスタートドライバーをつとめる千代はコーナーでのポジション取りに恵まれず、8周目には14位まで順位を落とす。

 しかし、そこから本来のペースを取り戻した3号車は18周目、19周目とひとつずつポジションを取り戻し、12位まで復帰。タイヤを早めに交換するために35周目に1度目のピットインに入ると、次なる反撃は第2スティントの本山に託された。

 全てのマシンが1回目のピットインを終えたのは40周目のこと。3号車は12位で第2スティントをスタートさせた。そこから本山は猛然とプッシュ。イレギュラーなスケジュールになったことで予選を走らない本山には前日、走行の機会が与えられずぶっつけ本番となったが、豊富な経験が速さを引き出した。

 しかしベストラップをマークし速さを見せながらもペース自体は安定せず、ポジションを上げることはかなわなかった。結局3号車は12位をキープしたまま79周目に2度目のピットイン。本山は再び千代にバトンを渡した。

 そして第3スティントに入ると、3号車は息を吹き返す。この時に選択したタイヤが路面コンディションに対して良いパフォーマンスを発揮。78周目にベストラップを大幅に更新すると、その後も速さをキープし続けた。

 だが時すでに遅く、ラップダウンしてしまっていたこともあって反撃は届かず。しかしその後3号車は、レース終盤に2台がトラブルで脱落したことで得た10位を守りチェッカー。かろうじて1ポイントをもぎとることに成功した。

●本山哲の決勝コメント

「予選日に走れなかったので正確に比較はできませんが、第2スティントのタイヤの状況は悪くなかったと思います。しかしピークのラップタイムは速かったもののアベレージでその速さをキープすることができず、ポジションアップを目指してずっとプッシュしていたにもかかわらず、流れを変えることが出来ず残念でした」

「第3スティントでは本来の速さを取り戻せたと思いますが、レースウィークを通して本来のパフォーマンスを引き出せなかったところが今回の課題となりました。次戦まで限られた時間ですが、今回のデータをチームと共に分析して次のレースでは結果を残せるように改善していきます」

「鈴鹿は好きなコースですし、テストでも好感触を得ているので、しっかりと準備して表彰台を狙えるレースをしてみせます。チームとしては2戦連続でポイントを取れたので、鈴鹿ではさらに多くのポイントを獲得しチャンピオンシップの上位を目指します。次戦も応援よろしくお願いします!」


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