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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.30 10:57

31号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | 31号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

公式予選Q1 5月19日(土)14:35~15:00

 今回、予選Q1に挑んだのは平手選手だ。コンディションは引き続きドライながら、それまでも吹いていた風はより勢いを増し、ホームストレートに対して追い風となっていた。これがストレートで最高速を伸ばし、逆に向かい風となったS字などでより強いダウンフォースを発生させたことから、予選はレコードラッシュとなったが、#31 TOYOTA PRIUS apr GTはその恩恵を授かることは許されなかった。
 
 セッション後半に路面状態が向上すると判断し、開始から5分ほど経過したところからの走行開始とし、入念にウォームアップを行ったところからアタックをかけたのだが、その最中に赤旗が出されてしまったのだ。そこで終了とされてもおかしくないタイミングではあったが、残り6分間のカウントで再開されたのは不幸中の幸い。
 
 だが、すでに熱が入って、冷えてしまったタイヤでは本領を発揮できず。しかもブレーキのアンバランスを訴えながらも、平手選手はコースをはみ出すほど渾身の力を込めてコースを攻め立てたものの、1分58秒593をマークするのが精いっぱい。21番手に甘んじ、Q2で待つ嵯峨選手にバトンを託せぬまま、予選を終了することとなった。

嵯峨宏紀選手

「鈴鹿は我々にとって得意ではないのは分かってましたが、朝のフリー走行の結果からも、思いのほか周りとの差が顕著でした。順当にアタックできてもQ2は微妙だったと思います。なので、この順位が我々の実力と受け止め、明日は作戦も駆使して10位以内を目標とします」

平手晃平選手

「アタックタイミングでの赤旗が、すべてでした。マシンにおいてはブレーキのバランスが非常に悪く、最後のアタックのシケインでマシンを止め切ることができなかった。厳しい予選順位となったが、明日は、11台抜けば10位、1ポイントなのでチーム一丸で全力を尽くします」

金曽裕人監督

「ここぞ! の時に赤旗。ついていない流れでした。それに加えて、ブレーキバランスが悪くコントロールは難しかったはず。元々の目標がキッチリとポイントを稼ぐことなので、何が何でも10位以内に明日は入りたい。まずは、ブレーキのアンバランス原因を調べ、明日は両ドライバーに気持ちよく決勝を戦ってもらえるようにします」

決勝レース(52周) 5月20日(日)15:20~

 本来ならば、13時05分から決勝レースのスタート進行が開始され、併せて20分間のウォームアップが行われる予定だったが、直前になってシステム調整のため、遅れが生じることがアナウンスされた。当初は20分遅れとされたが、その後40分遅れに改められた。
 
 そして、その遅れはそのままレースのスタートの遅れにも。ウォームアップはスタート担当の嵯峨選手から走行を開始し、2分2秒481をマーク。残り4分間は平手選手が走行し、2分2秒563をマークしたところで終了となった。強い陽射しはそのままに、土曜日とは異なり、風もだいぶおさまった中で開始された決勝レースで#31 TOYOTA PRIUS apr GTは好発進を遂げ、オープニングラップのうちにひとつ順位を上げて、2周目にももう1台を抜いて20番手に。


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