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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.07.06 10:51

30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2018スーパーGT第4戦タイ レースレポート

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スーパーGT | 30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2018スーパーGT第4戦タイ レースレポート

公式練習 6月30日(土)10:00~11:35

 タイでのレースはこれまでシリーズ第7戦として開催されることが多かったが、今年はシリーズ第4戦に改めての開催となった。この時期は雨季の始まりということで、雨の心配はあったものの、レースウイークの始まりとなる公式練習に関しては、どうやらその心配はなさそうだ。
 
 ただ、相変わらず気温は高く、セッション開始を控えた段階で30度にも達しようとしていた。最初に#30 TOYOTA PRIUS apr GTのシートに乗り込んだのは佐々木選手。スタート同時にピットを離れ、すぐにピットイン。最初のセットを終えた後に、まずはセットアップが進められていく。
 
 ほぼ10分を経過したところから、本格的な走行を開始。周回を重ねるごとタイムを伸ばしていって、佐々木選手は1分34秒772をマークしたところで2度目のピットイン。4周の計測の後、早々に永井選手と交代することとなる。
 
 しっかりコースとマシンの習熟を進めていった永井選手は、3回のピットを挟んで、実に走り続けること50分、かなりマイレッジを稼いだ格好だ。このセッション、自己ベストとなる1分35秒670をマークしたところで、ふたたび佐々木選手に交代。GT300単独のセッションで、永井選手の詰めたセットを再確認すべく、コースを激しく攻め立て、最後に1分34秒146をマークしたところで走行を終了することに。あとは予選に挑むだけとなった。
 

公式予選Q1 6月30日(土)15:15~15:30

 またしても#30 TOYOTA PRIUS apr GTは、天候に翻弄されることとなった。公式練習の時には広がっていた青空が、その後黒い雲に覆われたと思うのも束の間、強烈なスコールに見舞われたからだ。幸いスコールだけあってすぐにやんだものの、コースは一転してウエットコンディションになってしまう。
 
 水はけの良いコースではあるのだが、大事をとって予選は15分間のディレイで開始された。今回もQ1担当は佐々木選手だ。セッション開始からすぐにピットを離れずにいたのは、少しでもコンディションの良くなるであろう、後半に勝負をかけたがゆえ。7分間経過したところから走行を開始、ライバルの多くは周回を重ねることタイムを詰めていたため、狙いとしては的中したことになる。
 
 しかし、1番ソフトのウエットタイヤをチョイスするも、なかなかタイヤにグリップが出てこない。計測3周目で1分45秒122をマークした佐々木選手であったが、最後いちばんおいしいラップでもウエットタイヤは発動せず、それ以上のタイムアップは果たせずじまい。22番手に終わったものの、Q2終了後の再車検でトップと3番手の車両に違反が発覚。全タイム抹消となったことで、ふたつポジションが繰り上がり、決勝には20番手から挑むことが決定した。
 

永井宏明選手

「雨によって、かなり厳しい予選となってしまった。タイヤをコントロールできる状況になく、まったくアタックできずの状態でした。下位に沈んだのは、MC、JAF 車両が多いことからも我々にとっては不運としか言えない。明日は、晴天でのレースならば着実に順位を上げてポイント獲得を狙いますので応援のほど、よろしくお願いいたします」

佐々木孝太選手

「フリー走行からブレーキがロックする現象がありそれも予選までには改善されておらず。ウエットタイヤもまったく機能せず。カローラ三重チームとして、最高の環境を整えてくれメカニックも頑張っているのにまったく結果に繋がらないのが悔しくって仕方がない。明日は、トラブルの原因を見つけてもらい気持ちよく走りたいです」

金曽裕人監督

「流れが悪すぎる。セットが良くないのか、トラブルなのかハッキリしない症状が出ているのは確かである。それにしても、佐々木選手をもってしてもアタックができない状況で予選が終わったことが、あまりにも情けない。今回の目標は入賞、ポイント獲得。明日は是が非でも狙い獲りに行きたい」

30号車TOYOTA PRIUS apr GT
30号車TOYOTA PRIUS apr GT


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