#26 Team TAISANは、予選Q1は、川端伸太朗選手がアタックを担当。Q2進出まで一歩及ばず、15位という結果でした。紙一重でQ2に進出した#21 Audi Team Hitotsuyamaとのタイム差は、なんと0.04秒というものでした。
 
 決勝では第1、4スティントを川端選手、第2、5を山田真之亮選手、真ん中の第3スティントを中野信治選手が担当する戦略でした。第1スティントでいきなりライバルチームにぶつけられてしまうアクシデントにあいながらも、チームは粘り強く走り続け、一時は12位までポジションをアップ。第3スティントを任された中野選手もアウディR8 LMSでは初レースながらもさすがの元F1ドライバーの走りでチームを牽引しました。
 
 その後、第4スティントの川端選手へとドライバー交替し、ニュータイヤに交換してコースへ復帰。しかし4周目の100Rでリアタイヤのトラブルが発生。マシンはピットまで戻ることができず、残念ながらリタイアという結果となりました。

Audi Team Hitotsuyama 一ツ山亮次チーム代表のコメント

「長いレースでしたし、ライバルチームの様子をみながら作戦を進めていました。ライアン選手も富田選手もいい走りをしてくれて、チームもピットインを終えるごとに順位をあげることができたので、戦略に間違いはなかったと思います」

「それだけに今回のタイヤトラブルは想定外でした。次までに早急に対策を進めたいと思います。菅生の前に鈴鹿10時間がありますが、海外から20台ものワークスチームが参戦する予定です。いい機会ですし気持ちを切り替えてベストを尽くしたいと思います」

Audi Team Hitotsuyama リチャード・ライアン選手のコメント

「予選はこれまでにないくらい激戦の状態で、富田選手が素晴らしい仕事をしてくれました。決勝レースでのマシンのフィーリングも悪くありませんでした。第1と3スティントはチームの戦略をしっかりと実行するために無理をしないで、最終は先行車のタイヤの性能が落ちてくるのはわかっていました」

「少しづつ間合いをつめて狙いどおりパスして、あとは差をキープしようと思った瞬間にタイヤ警告灯がついてしまった。とても残念ですが諦めないのが自分の哲学。次もプッシュし続けていきます」

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