また、ハード面でも方向性が複雑になる。今回の5回ピット義務を前提とした場合、鈴鹿1000kmに向けたタイヤ開発は1スティントの周回が少なくなることでよりソフト傾向のタイヤが必要になり、エンジンも高燃費、高出力の方向にシフトしてしまう。低燃費、高効率を求めている現在の世の中と逆行してしまう恐れもあり、日曜の決勝前のGTA会見ではGTA坂東代表が今回の規定が限定的であることを明らかにした。

「(スーパーGTのレースは)より燃費が良くて高性能のエンジン、タイヤ開発が目的なので、燃費が悪くて高性能というクルマは、マニュファクチャラーとしても売れるとは考えられない。よりクオリティを高くしたクルマをスーパーGTに参加させるべきであるというのがGTAの考え方です」

「大排気量、大トルク、最悪の燃費というレースであっては困る。そういったことを考慮すると、来年の鈴鹿1000kmはもっと戦略をオープンな形にして、ピット義務を3回以上にするとか、ドライバーには周回数の1/3以上走行しなければポイントは付かないとか、そういう形で考えていきたい。今回の5回義務のルールに関しては今年のシーズンの流れの中で、今年起こったことに対しての措置であり、来年に向けては変えて行きたい」

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