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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.09.18 16:39

Audi Team Hitotsuyama 2018スーパーGT第6戦SUGO レースレポート

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スーパーGT | Audi Team Hitotsuyama 2018スーパーGT第6戦SUGO レースレポート

▱決勝

 決勝日の9月16日、天気予報とは裏腹に、スポーツランドSUGOは好天に恵まれました。Audi Team Hitotsuyamaはマシンの状態も上々で、唯一気がかりだったライアンの体調も回復。期待を胸に午後2時からの決勝レースに臨みました。

 スタートを担当したライアンが、さっそくその期待に応えてくれます。6番手グリッドのライアンは確実にスタートを決めるとその周に5位に、さらに2周目には4位と立て続けにポジションを上げ、その好調ぶりをアピールします。さらに12周目にはテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げていた#9GULFNACPORSCHE911を捕らえて3位に浮上、表彰台の獲得が現実味を帯びてきました。

 ステアリングを握るライアンからは「マシンはパーフェクトに近いから、ここから前との差を詰めて行くよ!」という無線が入り、いよいよこれからというところで、突然悪夢のようなトラブルが発生しました。17周目の最終コーナーで左リヤのタイヤがパンクし、ライアンは緊急のピットストップを余儀なくされたのです。チームはタイヤ交換と少量の燃料補給を行い、すぐさまマシンをコースに送り出しましたが、パンクした際に左リヤのインナーフェンダーが破損しており、それがタイヤに干渉していたため、ライアンはマシンを再度ピットに戻すことになりました。その修復により約5周をロスしたAudi Team Hitotsuyamaは、レース序盤で優勝争いから離脱することになったのです。

 ライアンから代わった富田は、上位のマシンとほぼ同じラップタイムで周回を重ねましたが、大きく開いた差はいかんともしがたく、トップから8周差で完走、23位でレースを終えました。

「今シーズンは6戦で3回もタイヤトラブルに泣かされています。こうなると運、不運の話ではないので、ダンロップとは次のレースまでに何ができるのかをしっかり話し合って、残りのオートポリスともてぎでは、良い結果を出したいと思います」(一ツ山)。

 次回のSUPER GTは10月20日、21日に開催される第7戦オートポリスです。Audi R8 LMSが得意なテクニカルコースだけに、次こそ表彰台を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

決勝結果
P1 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人/山内英輝
P2 #10 GAINER TANAX triple a GT-R 星野一樹/吉田広樹
P3 #0 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也
P23 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/富田竜一郎

チーム代表 一ツ山亮次のコメント
今回こそは表彰台は間違いない……途中までそんな気持ちでいましたし、実際にレース序盤には3位に上がり、手応えを感じていました。ところがまたパンクです。鈴鹿、富士とはまた違うタイプで、どう考えてもドライビングが原因で起こるものではありませんでした。富田が新品タイヤに替えて出ていったあとは、トップとほぼ遜色のないタイムで走っていたので、なおさら悔しい。パンクさえなければ、表彰台は確実でしたからね。

それだけに、ダンロップにはパンクの原因をきちんと検証してもらって、さらに協力体制を強めて、次のレースには完璧なマシンを準備できるよう、やれるだけのことをやるつもりです。

それにしても、今回こそはと応援してくださっている皆さんには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。次のオートポリスはAudi R8 LMSが得意とするコースですし、ふたりのドライバーもテクニカルなコースは得意なので、良い結果を出せるように頑張ります。

Official Facebook page of Audi Team Hitotsuyama.
https://www.facebook.com/hitotsuyamaracing

Hitotsuyama Audi R8 LMS

チームのレースクイーンを務める大谷芽衣さん

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