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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.11.12 10:24

LEXUS GAZOO Racing 2018スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | LEXUS GAZOO Racing 2018スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

 石浦はタイヤを交換したばかりの100号車の猛追を再三にわたって受けますが、必死の防衛で、2位をキープ。一方、平川へと交代した1号車は8位でコースに復帰してから次々に前車をパスし、36周目には100号車の後、4位へと浮上しました。

 37周目を終えた時点で、100号車と1号車の差は約7秒ありましたが、平川はハイペースでこの差をみるみる詰めていき、残り8周の時点でその差は1秒を切るまでに。GT300クラスの車両をかいくぐりながらの、息を飲むようなバトルに観客は魅了されました。

 最後までテール・トゥ・ノーズで100号車を追い詰めた1号車平川でしたが、惜しくも逆転ならず、100号車に続く4位でフィニッシュ。2年連続でのチャンピオン獲得は叶いませんでした。

 2位を行く38号車石浦も、今季初勝利をめざし首位との差を詰めていき、終盤には1秒以内でのバトルを繰り広げましたが、こちらも及ばず2位フィニッシュ。それでも38号車は今季最高位での表彰台獲得となり、ランキングも4位へ浮上。

 19号車が5位、6号車が6位、39号車が8位まで追い上げ、ポイント獲得で最終戦を終えました。

 GT300クラスでは、逆転タイトルの可能性を残す31号車平手が序盤から追い上げ、タイトルを争うライバルとの直接対決を展開。その後、平手はピットインを最後まで引っ張り、一旦首位へと浮上すると、ライバルと同様のタイヤ無交換作戦で嵯峨へとドライバーチェンジ。

 しかし、先にピットインしていたライバルもプッシュを続けており、31号車は惜しくもライバルの直後となる2位でのコース復帰となりました。31号車の後半を担当した嵯峨は逆転を目指し追撃を開始しましたが、当初コース上のタイヤカスを拾ってしまいペースダウン。その後タイヤカスが除去されるとペースを取り戻し、ふたたび首位との差を詰めていきましたが、惜しくも届かず2位でフィニッシュ。こちらも逆転タイトルはならず、ドライバーズランキング3位で終えることとなりました。
 
 逆転タイトルの可能性を残して今大会に臨んだもう1台の96号車もタイヤの選択が合わず追い上げならず。10位に終わりました。

ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 立川祐路

「1年間応援ありがとうございました。今回自分たちは残念ながらチャンピオンシップ争いには残れなかったのですが、シーズン最後に良いレースができたと思います」

「あと一歩のところで優勝できなかったのは残念ですが、フィーリングも良かったし、来年につながるレースができたと思いますので、来年はリベンジしたいと思います」

ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 石浦宏明

「今シーズン、全戦ポイントは取っていますが、優勝がなかったし、上手く行かないレースも多かったのですが、最後の3戦、SUGO、オートポリス、今回のもてぎでどんどんチームとクルマのパフォーマンスも上がってきて、最後は良い形で終われてすっきりしたところはあります」

「優勝できなかったのはちょっと残念ですが、今回は予選も自分たちができる限りの順位を取れましたし、決勝も全力を尽くし、可能な限り追い上げての2位ということで、シーズンをこういう良いレースで締めくくれたのは良かったです」

GT300クラスで2位表彰台を獲得したTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の嵯峨宏紀(右)と平手晃平(左)
GT300クラスで2位表彰台を獲得したTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の嵯峨宏紀(右)と平手晃平(左)


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