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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.04.18 11:57

GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2019スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2019スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

GOODSMILE RACING & TeamUKYO RACE REPORT

2019 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE
会期:2019年4月13~14日
場所:岡山国際サーキット(岡山県)
天候:雨
観客:2万8400人(2日間)
予選:7位
決勝:8位
獲得ポイント:1.5Pシリーズ順位:8位(1.5P)

■FreePractice_QF1-2

 2019年のSUPERGTシーズンが4月13~14日にいよいよ開幕。国内外からも注目を集める「初音ミクGTプロジェクト」も11年目に突入し、2017年のGT300クラスチャンピオンであるGOODSMILE RACING & TeamUKYOは今季も谷口信輝選手/片岡龍也選手のチャンピオンペアを継続。マシンも昨季より投入の2018年仕様メルセデスAMG GT3と盤石の体制で、4度目のタイトル奪還を狙う戦いが始まった。
 
 メルセデスAMG GT3は例年開幕戦の舞台となる岡山国際サーキットと相性が良く、タイトルを獲得した2017年にも勝利を飾っている。今季もその再現を狙うべく、いつもどおり片岡選手のドライブで土曜公式練習をスタート。しかし例年より1週遅れの開催ながら気温10度、路面温度14度という肌寒いコンディションのため、ドライ路面のトラック状況を見つつピットで待機。セッション開始時刻の午前8時50分より少し遅れたタイミングで、2年ぶりにゼッケン『4』をつけたグッドスマイル初音ミクAMGが今季初走行を開始した。
 
 この時点で明日の決勝向け予報では雨と出ており、ロングランではなく持ち込んだタイヤの評価とセットアップ、新パーツのチェックをこなすと、ソフト側タイヤを履いた片岡選手がセッション中盤に1分26秒045を記録。10時15分からのGT300クラス専有走行では谷口選手にスイッチし、給油シミュレーションではハード側でも1分26秒518を記録、全体では片岡選手のタイムでクラス8位となった。
 
 ライバルを含め、ここまで2年連続GT300クラスチャンピオンマシンに輝くメルセデスAMG GT3は、その実績により2019年はさらに厳しい性能調整が課されており、車両重量も+50kgが加わり1335kgとGT3マシンのヘビー級チャンピオン。そのうえ、エンジンにターボのつかない自然吸気エンジン車のなかで唯一、燃料を絞ることでパワーを抑える制限も加わり、改めて厳しい勝負になることが見えてきた。また上位勢ではGT3、マザーシャシーともにブリヂストン陣営が進化を遂げ、持ち込んだタイヤと想定温度レンジが合わない4号車は苦しい週末になることも予想された。
 
 そんな公式練習を踏まえて、チームはソフト側のニュータイヤを使用した片岡選手を予選Q1のアタッカーに選出。今回の予選Q1ではシリーズ史上2度目となる組分け方式が採用され、全29台のマシンが前年度のランキング別の振り分けを受け4号車はB組での出走に。そのため予選開始時刻14時45分時点で25度だった路面温度はさらに下がる傾向となるなか、片岡選手は5周目に1分25秒719を記録し4番手へ。1分25秒台がトップ1台だけだったA組に対し、B組は上位7台が全車25秒台に入れ、そのギャップはわずか0.405秒というタイトな勝負のなか、片岡選手は無事上位8台のカットラインをクリア。走行前に「通れるか、通れないか」と語っていたQ2進出を決めてみせた。

谷口信輝と片岡龍也
谷口信輝と片岡龍也


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