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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.04.18 11:57

GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2019スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | GOODSMILE RACING & TeamUKYO 2019スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

 そのQ1突破の勢いを継ぎ、16台での勝負となるQ2を担当した谷口選手もアウトラップから1分54秒台、35秒台、32秒台と入念なタイヤのウォームアップを続け、いざアタックに挑むべくライトオン。計測2周目に1分25秒488を記録して7番グリッドを手にし、ヨコハマタイヤを装着するGT3マシンで最上位を獲得。谷口、片岡両選手ともに「今できることを完璧にやりきった」という今季最初の予選を終えた。

■Race

 迎えた日曜決勝日は午前までなんとか曇り空をキープしていたものの、ウォームアップ走行を前にサーキットには本格的な雨が到来し、スタートからウエットタイヤでのレースが確定的な状況に。82周で争われる決勝スタート直前まで、雨が止む可能性も考慮してドライタイヤへの交換タイミングを含めた戦略のシミュレーションを進めていたが、直前のタイミングでセーフティカー先導によるスタートが決定した。
 
 この開幕戦もGSR鉄板のスターターとして1コーナーでのバトルには絶対の自信を持つ片岡選手にステアリングが託されたが、セーフティカーが退きレース開始となった4周目の1コーナーでいきなりのアクシデントが発生する。5番手からスタートしていた25号車(HOPPY 86 MC)が雨量の多さに足元をすくわれスピンモードに陥ると、3列目に並んでいた6番手の5号車(ADVICS マッハ車検 MC86)を巻き込んでイン側のウォールにクラッシュ。すると弾かれた5号車が“スタートはアウト側から誰よりも深く行くのが信条”の片岡選手の目の前に……。
 
 自らもスピンの危機を抱えながら回避行動をとった4号車は、マシン右側面をヒットされながらグラベルへと飛ばされ、左側をタイヤバリアにぶつけながらもコースに復帰。濡れたグラスエリアやサンドトラップは一歩間違えばスタックする可能性もあるだけに、「昔から避けるのは得意でした」という片岡選手の九死に一生のファインプレーだった。この事故ですぐさまセーフティカー導入となり、隊列は再びのスロー走行に。グラベル回避の間に8番手にポジションを落としていた4号車は、11周目のリスタートで背後から迫ってきた60号車(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)に先行を許し9番手へ。ライバルの装着するダンロップタイヤとは温まり方(グリップ発動)の特性が異なるため、ここは一旦譲らざるを得ない苦しい展開となる。
 
 その間もコース上での雨量は増え続け、直後の13周目にはモスSで多重クラッシュが発生し、10号車(GAINER TANAX triple a GT-R)、7号車(D’station Vantage GT3)、33号車(エヴァRT初号機 X Works GT-R)などが大破。スポンジバリアやマシンのパーツ類がコースに散乱する状況となり、14周目にはレッドフラッグでレースは一時中断に。ホームストレート上でクラス別に隊列を作って待機すること45分、再びセーフティカー先導によるスロー走行を開始し、20周目にリスタートが切られるも、レーシングスピードでの走行は1分40秒台前後がやっと。片岡選手も22周目に1分39秒433の自己ベストをマークしたものの、24周目には1コーナーで発生したGT500クラスのアクシデントとコース上の雨量増加により4度目のセーフティカー・ランへ。そのまま31周目まで走行を続けて再度の赤旗が掲示され、谷口選手の出番はないままにレースは中止に。これで30周終了時点でのハーフポイントでのリザルトが成立した。

グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)


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