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投稿日: 2019.08.05 02:13
更新日: 2019.08.04 23:14

ARTA NSX GT3 2019スーパーGT第5戦富士 決勝レポート


スーパーGT | ARTA NSX GT3 2019スーパーGT第5戦富士 決勝レポート

第5戦 富士スピードウェイ

タイヤの性能に助けられながら作戦と運にも恵まれ6位

 今シーズン最も距離が長い500マイルレースのスタートが切られた。福住仁嶺選手がスタートを担当した。福住は序盤順位をひとつ落としてしまうものの、タイヤとブレーキが暖まり始めた5周目には順位を元に戻してレースを展開していった。しかし、8周目ぐらいから早くもフロントタイヤのグリップが落ちてきたようだ。そんな状況でも福住は徐々にペースを上げていき、11周目からデッドヒートを繰り広げる。

 1コーナーで#4を抜き、14周目には#7と#33のバトルを制し、8番手までポジションを上げる事に成功。22周目には更にひとつポジションを上げた。25周を過ぎたあたりからルーティンのピットインを始めるチームが出始めてきた。福住は25周目に6番手までポジションをあげ、29周目にルーティンのピットインを行った。タイヤの状態が良さそうなので、タイヤ無交換で高木真一選手に交代した。

 高木は13番手で戦列に復帰。他車のルーティンのピットインも始まり、41周目には7番手までポジションを回復したが、徐々にタイヤが厳しくなり、51周目に2度目のピットイン。福住に交代する。

 しかし、1回目のピットインで作業違反があり、ドライブスルーペナルティを課せられてしまう。福住はピットアウトした次の周にペナルティーを消化して24番手でコースに復帰。自己ベストを更新し、57周目には22番手まで順位を回復していく。その後、500クラスの車両がクラッシュし、67周目にセーフティーカーが導入される。

 73周目にリスタートが切られた。前方での混乱もあり、75周目には14番手にポジションアップ。更に81周目に2つポジションを上げて12番手で走行。他車のルーティンのピットインもあり、8番手までポジションを回復し、91周目でルーティンのピットイン。高木に交代した。左側2輪を交換して15番手で戦列へ復帰した。

 98周をむかえたところで500クラスの車両がストレート上で火災に見舞われ、このレース2回目のセーフティーカーが導入される。このタイミングで高木は12番手を走行。102周目にリスタートが切られ、他車のピットインもあり、高木は11番手にポジションを上げた。ペースは速く、112周目にはポイント圏内の9番手までポジションアップする。その後、更に2つポジションを上げて125周目にピットイン。最後のスティントを福住に託した。

 福住は14番手でコースに復帰。129周目には13番手とペースは速い。前車の接触もあり、141周目には9番手にポジションを回復。福住は自己ベストを更新しながら、144周目には8番手、148周目には7番手にポジションアップ。更に6番手の車を追っていく。159周目の最終コーナーで6番手に浮上し、6位でチェッカーを受けた。

ARTA NSX GT3
ARTA NSX GT3

土屋圭市アドバイザーのコメント

「ランキングトップでウェイトハンディも重い中、このようなパフォーマンスを発揮出来て、ポイントまで獲得出来て非常に素晴らしい結果になったと思っています。もちろんまだまだ課題はあるけど、難しい状況の中、このようなレースが出来た事はチームもドライバーも自信につながるね。より強くなれると思う」

一瀬俊浩エンジニアのコメント

「ウォームアップ走行では車のセットを少し変更して走りましたが、アンダーステアが出てしまいました。出てしまった原因は把握出来ていたので、そこを修正してレースに挑みました。最初からタイヤのパフォーマンスが良かったので、1回目のピットインではタイヤ無交換で行きましたが、気温、路温が予想以上に上がった影響もあり、早めにピットインをせざるを得ませんでした。しかし、この後、SCが入ったり、作業違反でペナルティーを受けてしまいましたが、第2スティントの周回数を減らした事によってSCやペナルティーのロスタイムを帳消しにする事が出来ました。これは非常に運が良かったです。後半は仁嶺でニュータイヤを使い、高木さんで片側のタイヤ交換など、色々なデータを取る事が出来ましたし、今後のレースの参考になるような事が試せたので、後半戦に向けて良い準備が出来ると思います」

高木真一選手のコメント

「燃料が多いときは重くてコントロールが難しかったのですが、タイヤのパフォーマンスが良かったです。最初のルーティンのピットストップではタイヤ交換をせずに2スティント目を走りましたが、流石にこの気温と路面温度ではタイヤには厳しかったです。その影響もあり、次は早めにピットインしました。ペナルティーやSCなど色々あったのですが、そのタイミングでロスタイムも帳消しにする事が出来ました。第3スティントは4輪ともニュータイヤで仁嶺が行って、4スティント目は片側交換など色々な戦略が功を奏し、少しずつポジションを上げる事が出来ました。最後のスティントも仁嶺がベストラップを叩き出して順位を上げてくれました。こういうレースをまた出来るように頑張ります」

福住仁嶺選手のコメント

「自分が思っていたよりもペースが良くて、順位を少しずつ上げる事が出来ました。タイヤの状態も良かったので2スティント目は高木さんに無交換で行ってもらいましたが、やはり燃料を入れて重くなるとなかなか厳しいものがありました。その後はニュータイヤで行くことにしましたが、タイヤのパフォーマンスが非常に良くて、タイムも安定していて何とかポイントを獲得出来て良かったです。次回のレースはウェイトハンディが重くなってしまいますが、今回のようなレースが出来るように頑張ります」


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