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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.05 13:05
更新日: 2019.11.06 20:51

LEXUS TEAM SARD 2019スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM SARD 2019スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

◆ウォームアップ走行
 3日(日)11時55分から開始されたスタート前20分間のウォームアップ走行は、曇り空で気温20度/路面温度25度のコンディション。スタート担当のヘイキがまずは第2スティントで装着が見込まれる2種類のタイヤを装着してタイヤの皮むき程度ベディングを各1周実施。
 
 次に3周目から決勝スタートタイヤと同じ種類のハード系ユーズドタイヤを装着してセット調整したクルマの確認をするため計7周を走行。続いて中山が走行する予定であったが、ヘイキがクルマに微振動の違和感を覚えたため、ピットで確認し修正作業を行うことに。
 
 ウォーム走行は7周に留まり、1分41秒793の13番手タイムとなった。スタートグリッド入り中の走行で不具合状況は改善されたとのヘイキのコメントであったが、引き続いてグリッド上でもクルマの確認を実施する緊張と心配の残るスタート前となった。

■決勝レース

第1スティント:ヘイキが懸命な追い上げを見せる

 3日(日)13時30分決勝スタート時点は気温20度/路面温度26度の曇り空のコンディションのなか、14番グリッドからの挽回を目指していったDENSO KOBELCO SARD LC500は、ウォームアップで起こった問題も解決されており、スタート担当のヘイキの懸命な追い上げで11周目に16号車、12周目に64号車と立て続けにオーバーテイクして11番手にまで順位を挽回。
 
 前のペースが遅い車両をかわした途端にトップペースで走行を重ねるヘイキが、前とのギャップを削っていった。上位がピットインを始めた19周目にピットからヘイキに向けてタイヤの状況を確認。すぐさま翌周の20周目にヘイキをピットに呼び戻した。

第2スティント:中山が力戦の走りで健闘

 素早いピットワークとタイヤ無交換の奇襲をかける。タイヤ無交換により通常ピット作業よりも12秒ほど時間を短縮。温まっているタイヤなのでピットアウト後のラップも速いため交代した中山を8番手にまでポジションアップさせることに成功。
 
 だが、途中からペースが上がらず中山からリアのグリップダウンの無線が入る。タイヤ交換を余儀なくされ25周目に2回目のピットインで順位を12番手まで落とし万事休す。40周目に1台かわして、進取果敢に攻めの姿勢を貫いたが、結果11位フィニッシュとなった。

 ドライバーポイントは獲得ならず計44点。チームポイントでは3点を加算し計64点となり、ともに今季シリーズランキング5位となった。今季はもっと上位でフィニッシュできたのにというレースが続き、オートポリスで待望の1勝を飾って最終戦最後まで全力を尽くしたが悔しさの残るシーズンとなった。
 
 次回、11月23日(土)・24日(日)開催、LEXUS LC500での最後のレースとなるスーパーGT×DTM特別交流戦(富士スピードウェイ)に参加する。

LEXUS TEAM SARDのヘイキ・コバライネンと中山雄一
LEXUS TEAM SARDのヘイキ・コバライネンと中山雄一

■コメント

●ヘイキ・コバライネン

「決勝でクルマは改善方向に進み良い感じで走れてチャンスを活かして順位を上げられた。タイヤはまだ良いフィーリングだったのでチームからのタイヤ無交換の提案にはチャレンジしてみる価値はあると応えたんだ。だけど結果その後大きくグリップが失われてしまった」

「今季は何とかオートポリスで優勝できたけど、あともう少しでというレースが多く、チャンスがあったのに結果が伴わず悔しいシーズン結果ではあったけど、我々を最後まで信じて声援を送ってくれたパートナーやファンに対して心から感謝している。次回DTMとの特別交流戦では、鬱憤を晴らすべく、ひと暴れしたいね」

●中山雄一

「予選ではオートポリスで好調だったセットは、もてぎでもうまくマッチせず、予選までに大幅にセット変更もすることもできず、最下位となってしまいました。決勝ではタイヤ無交換というチャレンジで順位を上げられましたが、リヤのグリップが極端に落ちてしまい戦線離脱となってしまいました」

「今シーズン、サードからGT500に参戦をすることができ、多くのことを経験させて頂けたシーズンとなりました。500デビューイヤーの私に優しく教えてくれたヘイキさん、本当にありがとうございました」

「また、今季ここまで戦って来られたのは日頃から応援して頂いているスポンサーの皆さま、ファンの皆さま、そしてチームメンバーのおかげです。一年間ご声援ありがとうございました。次のDTM特別交流戦では良い走りをしてシーズンを終えられる様に頑張りたいと思います」

●監督 才木祐二

「今季最終戦、予選でのクルマの速さがなく、タイヤ無交換で挽回をめざし攻めの姿勢を貫いて挑戦することができたことは厳しい結果にこそなりましたが、上位を目指して一丸となって戦い抜けたことは良かったと思っております」

「LC500での最後のレースとなる特別交流戦を含め、GRスープラでの来シーズンからの戦いに向けて一層応援していただけるように精進してまいりますので、引き続きご支援ご声援のほどお願い申し上げます」

DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)


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