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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.10.18 10:56

関口雄飛 スーパーGT第7戦タイ レースレポート

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スーパーGT | 関口雄飛 スーパーGT第7戦タイ レースレポート

 開始早々にコースインした関口雄飛は、まず1分24秒490で2番手を奪うと、それに満足することなく、更に渾身の連続アタックに突入し、最後の最後にコースレコードを更新する1分24秒304をマークし、自身初のGT500クラスポールポジションを獲得しました。
(注:関口雄飛は、2013年7月の第4戦菅生で、予選Q1でトップタイムをマークし、チームメイトがQ2でポールポジションを決めた実績がありますが、公式記録ではQ2でトップタイムをマークしたドライバーがポールポジションと記録されるので、実質的には2度目ですが、今回が初めてのポールポジションという表記となります)

 決勝当日、朝のフリー走行でマシンのフィーリングに細かな違和を感じた関口雄飛と国本雄資選手は、予定されていたフリー走行での確認メニューをこなしたものの、決勝直前までエンジニアとセットアップに関するミーティングを続けます。決勝スタート前の8分間のフリー走行で、そのセッティング変更を試し、トップタイムをマークした関口雄飛は、自信をもって決勝レースに臨みました。

 決勝レースがスタートする頃には、気温33℃、路面温度は44℃にも達し、灼熱の戦いが予想されました。レースはスタートドライバーを命じられた関口雄飛が無難にトップを奪い、そのまま順調にレースをリードし、後続とのギャップを広げていきました。3周目に後続との差を1秒5と開いた関口は、7周目には4秒、そして30周目には8秒と着実にリードを広げていきます。

 ピットからは残り5周と無線で指示が飛び、当初の予定では36周目まで引っ張ってドライバー交代とタイヤ交換をする予定でした。しかし32周目、無線で関口雄飛のほうからピットに「左タイヤがバースト、ピットに戻ります」と冷静な声が届き、ピットも急きょその準備に追われました。

 幸い、最終セクターでの出来事だったため、19号車は大きなロスをすることなくピットに戻り、素早いピット作業で国本雄資選手が再びコースインしていきました。

 いったん6番手まで順位を落とした19号車でしたが、全車がピット作業を済ませた38周目には再びトップに浮上し、2番手を11秒リード。ライバルたちを寄せ付けない速さを見せる19号車にとって、さらに2番手を走るマシンにドライブスルーペナルティーが科せられたことによって、その時点で3番手を走るマシンとのギャップは25秒と大きく開いており、タイヤを労わるべくペースをコントロールする余裕も生まれました。


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