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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.06.06 12:40
更新日: 2020.06.06 12:39

【国内トップドライバーオフインタビュー高星明誠】海外ドラマ鑑賞のこだわりとクセをシミュレーターで修正。まずは2度目の表彰台へ

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スーパーGT | 【国内トップドライバーオフインタビュー高星明誠】海外ドラマ鑑賞のこだわりとクセをシミュレーターで修正。まずは2度目の表彰台へ

Q:3月に行われた岡山公式テストでの感触というのはどうでしたか?
高星:
気温が低く、持ち込んだタイヤが合っていなかったので本来のヨコハマタイヤのパフォーマンスを出せないままテストに入ってしまいました。タイヤのグリップが出せないとセッティングも決まらないので、そういった部分でまだまだという感触だけが残っています。今年はマシンが新しくなってタイヤに対しての入力が変わっているので、それにアジャストしきれていないというのがいまの課題です。昨年までのマシンと2020年型マシンとの違いもまだ突き止め切れていないです。

ヤン・マーデンボロー(リアライズコーポレーション ADVAN GT-R)/2019スーパーGT第2戦富士
ヤン・マーデンボロー(リアライズコーポレーション ADVAN GT-R)/2019スーパーGT第2戦富士

Q:チームメイトのヤン・マーデンボロー選手とは2年目のコンビになります。高星選手からみたヤン選手というのはどういうキャラクターですか?
高星:
“陽気”ですね。昨年は平峰一貴選手やサッシャ・フェネストラズ選手とよくふざけていました。僕はその3人を遠くから見ていた感じです(笑)。

Q:今年はどのようなシーズンにしたいですか?
高星:
僕は今年、スーパーGTフル参戦3年目になります。2018、2019年は何度か表彰台に上がるチャンスはありましたが、レースの流れやピットタイミング、不運などで表彰台を逃してきました。今年は確実に表彰台、そして優勝を狙っていきたいです。ただ、まだレースペースは足りていない部分があると思っているので、優勝するためにもヤン選手とチームと協力して全体の底上げができるように頑張ります。

Q:高星選手とKONDO RACINGの活躍をファンの方も楽しみにしています。
高星:まずこういう状況でモータースポーツだけでなく、スポーツ全体が延期になっていますが、スーパーGTの開幕戦を実現できるように関係者のみなさんが頑張ってくれているのでもう少しお待ちください。それまではeスポーツのほうでいろいろな取り組みをしています。実車では味わえない面白さもあると思うので、開幕まではeスポーツも楽しんでもらえればなと思います。そしてシーズンが開幕したら実際のレースを見に来てもらい、また違う楽しさを味わってもらえたらうれしいです!

※ ※ ※

高星がドライブする24号車は2016年の第3戦もてぎ(編注:同年オートポリスで予定されていた第3戦が震災の影響で中止となったため、代替戦が最終戦もてぎに組み込まれ史上初の1大会2レースが開催された)で優勝して以降、勝利から遠ざかっている。またこの一勝はヨコハマタイヤが最後に勝ったレース。も昨年は第4戦タイで表彰台の一歩手前まで迫り、第5戦富士でもエンジントラブルに見舞われるまでは好調を見せていただけに、今年は2020年は4年ぶりの優勝を目指す戦いとなる。

 高星自身としても、GT500での表彰台獲得経験は2016年にスポット参戦した鈴鹿1000kmレースの3位1回。今年はまずは4年ぶりの表彰台を獲得できれば、悲願の初勝利も見えてくる。近年はGT-R陣営の不調、そして参戦台数が少ないヨコハマタイヤ勢として結果が残せていない24号車と高星だが、高星としてはニッサン陣営の数少ない期待の若手ドライバーとして、2020年はしっかりとその存在感を示したいところだ。

スーパーGT岡山公式テストでピットアウトするリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rと
スーパーGT岡山公式テストでピットアウトするリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rと


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