K-tunes RACING
Round.5
富士 予選
2020.10.3-4
FUJI SPEEDWAY
|第5戦|富士スピードウェイ|
もてぎの好調をキープ
苦手の富士で予選7位
いよいよ後半戦へと突入した2020 AUTOBACS SUPER GTシリーズ。迎えた第5戦の舞台は、再び富士スピードウェイに戻って来ました。K-tunes Racingファンの皆さんは忘れていないことでしょう、富士はLEXUS RC F GT3との相性が悪いサーキットで、特に今シーズンの第1戦、第2戦はとても辛いものでした。
それでも前戦ツインリンクもてぎで4位を獲得、今季初入賞を果たしました。厳しい戦いになるという予想を良い意味で裏切り、表彰台まであと一歩というところまでたどり着きました。
新田守男選手は現時点でのパフォーマンスについて、「ダンロップタイヤについてデータも積み重ねることができて、やっとマシンのバランスを見つけ出すことができた、という感じ。優勝争いをするには、まだこれからやらなきゃいけないことがたくさんあって、今はそのスタートラインにやっと立つことができた、というところですね」と説明してくれました。
果たして苦手とする富士で、どんなパフォーマンスを発揮するのか? 予選を前にした公式練習では、じつは納得できるタイムを出すことができませんでした。目標とする予選Q2進出を想定したタイムに届かなかったのです。
チームはここまでのデータを参照しながら、マシンのセッティングを修正し、予選へと進んでいきました。
予選Q1を担当したのは阪口晴南選手。混雑を避けるためにタイミングを遅らせてコースイン。そして2度目のアタックでのタイムは1分37秒579。5番手となりましたが、まだまだ速いマシンがタイムアタックしていました。
どこまで順位を落としてしまうのか? しかし最終的に8位で予選Q1をクリア、Q2進出を決めました。9位となった#10GT-Rとのタイム差は、わずか0秒009。
そしてさらにセッティングを修正して挑んだ予選Q2、新田守男選手は7位を獲得し、十分な速さを持つことを証明しました。4列目からのスタートということは、上位入賞が狙えるポジションに間違いありません。
影山正彦チーム監督は予選結果を踏まえて、「前戦で4位入賞という結果を出すことができました。自力で表彰台というのが、次の目標になります。明日の決勝レースでは、そのチャンスがあると思います」と表彰台の可能性を語ってくれました。
K-tunes Racingはもてぎでの好調をキープすることができたようで、決勝レースに大きな期待が持てそうです。
監督・選手コメント
Driver 新田守男
まだまだボクたちが満足できるような仕上がりではないけど、Q2ではマシンのバランスも良くて、7位に入ることができました。予選上位にはウエイトハンデの大きいマシンが多いので、決勝レースでは上位入賞を狙います。
Driver 阪口晴南
第1戦、第2戦と富士は苦戦していたので、苦手という印象もありました。また同じA組には速いマシンが多くて、これは厳しい戦いになると集中していました。それだけにQ2進出ができて、本当に良かったと思います。