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投稿日: 2020.10.30 13:30
更新日: 2020.10.30 13:32

MaxRacing 2020スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート


スーパーGT | MaxRacing 2020スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート

MaxRacing
レース結果報告書
2020 SUPER GT Rd.6 鈴鹿サーキット

日時 2020年10月24~25日
■車両名 たかのこの湯 RC-F GT3
■場所 鈴鹿サーキット
■ゼッケン 244
■監督 田中哲也
■ドライバー 久保凜太郎/三宅淳詞
■チーム MaxRacing
■リザルト予選出走せず/決勝出走せず

公式練習でアクシデント。リタイアを決断

 今シーズンからスーパーGT GT300クラスに参戦する新チームMaxRacingのレースレポートを熱血田中哲也監督の目線でお届けします。

 メンテナンスはつちやエンジニアリングとRS中春がジョイントして担当。監督を含めて経験豊富な体制ですが、ドライバーはスーパーGTへ1シーズンぶり復帰の27歳久保凜太郎と、FIA-F4で2019年ランキング2位となった21歳三宅淳詞がコンビを組みます。若いふたりをどれだけ成長させられるかが、今シーズン、チームの大きなテーマでもあります。

 上位にはGT500経験を持つドライバーが名を連ね、超ハイレベルとなっているGT300だけに、挑戦しがいのあるフィールドだと言えるでしょう。第6戦の舞台は鈴鹿。今季2度目の鈴鹿での開催であり、前回の第3戦でMaxRacingは予選4位を獲得。ルーキーチームとして実力をアピールしました。

 使用するレクサスRC-F GT3はダウンフォース量や低重心設計が武器であり、中高速コーナーが続く鈴鹿のコースレイアウトとの相性に優れています。シリーズランキング上位陣が大きなウエイトハンデを負っていることからも、チャンスは必ず巡ってくるとチームは確信していました。

 公式練習では三重出身で鈴鹿がホームコースの三宅がまずタイヤ選択を担当しました。ニュータイヤを履きコースイン。2セット目のタイヤで1分58秒244のタイムを記録。この時点でこれは6番手のタイムでした。「ボクがS字でシフト選択をミスしてのタイムでしたし、クルマにもまだ改善点がある状態だったのでかなりの手応えを得ることができました」と三宅。このタイヤでロングランのペースにも問題なければ、上位進出への準備は整います。ロングランでの確認は凛太郎が担当しました。

2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)
2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)

 三宅に代わり凛太郎がコースインして1分59秒台の安定したタイムで周回を重ねた後、計測6周でピットイン。2セット目のタイヤに交換して再びコースインして、タイヤのウォームアップを終えてペースを上げようとしていた矢先の3周目、日立オートモーティブシステムズシケインへのブレーキングゾーンで姿勢を乱してアウト側へコースアウト。ウォールにヒットしマシンは大破しました。幸い凛太郎は無事でした。

 ほかのGT300車両を追って130Rを通過。シケインのブレーキングで刺そう狙っていたところ、ブレーキが利かず、追突を回避した結果のクラッシュでした。ブレーキが利かなかったのは整備ミス等が原因ではなく『ノックバック』によるものと考えられます。

 ノックバックは、縁石に乗った時の振動やブレーキローターの振れなどの要因によってキャリパー・ピストンが押し戻される現象で、この状態のままブレーキングを開始すると液圧が上がらずに制動力が得られなくなります。N1車両等ではよくみられる現象であり、ブレーキングポイント手前でドライバーが軽くブレーキペダルを何度か踏むことで対処することができます。

 しかしレーシングカーで発生することは稀であり、しかも今シーズンこれまで一度も発生しておらず、突然発生した現象であり、対応できなかったドライバーを責めることはできません。「これをドライビングミスと言ったらかわいそう。ボクのような昔のドライバーは知っていることだけれど、若いドライバーは、そんなことが起きることすら知らないと思う」(哲也監督)。

 車両へのダメージはフレームやミッションにまで及び、サーキットで完全に修復することは不可能と判断して、チームはリタイアを決断しました。ミスが原因でないとはいえ、自身のドライブ中のクラッシュに責任を感じた凛太郎が、マシン搬出の準備をサポートする姿が印象的でした。

「ポイントを獲るだけでなく、もっと上の結果を残せるかなと期待できる走り出しだったのですが、このような結果となってしまいました。車両の破損も大きく、次戦もてぎまでのインターバルも短いので、万全の状態にするためにも判断しました」(哲也監督)

「非常にチャンスのあった鈴鹿で、受け止めがたい結果です。しかし、長くレースをやっていれば、起こりうることです。若いふたりのドライバーはこれを糧に、成長してもらってふたりの力でチームにリザルトを持ってきてほしいと思いますし、チームとしては前を向いて次に向けてしっかり準備していきます。今回は欠場となってしまいましたが、これからも頑張って飛躍していくチームなので、応援よろしくお願いします」(メンテナンスガレージ代表土屋武士)

 次戦は11月7~8日第7戦もてぎです。

2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)
2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)
2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)
2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)
2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 久保凜太郎と三宅淳詞(たかのこの湯 RC F GT3)
2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 久保凜太郎と三宅淳詞(たかのこの湯 RC F GT3)


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