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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.03.14 17:10
更新日: 2021.03.14 18:15

K-tunes Racing 2021スーパーGT公式テスト岡山 テストレポート

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スーパーGT | K-tunes Racing 2021スーパーGT公式テスト岡山 テストレポート

スーパーGT 2021公式テスト 岡山国際サーキット

さらなる進化が求められる4度目のシーズンが始まる

 スーパーGTのシーズンの幕開けは、岡山国際サーキットでの公式テストからスタートするのが恒例です。今年もまた3月6日(土)~7日(日)の2日間、岡山での公式テストが行われました。それぞれのチームが何度かのプライベートテストを経て、新しいシーズンに向けて一堂に会する機会なのです。

 苦しみぬいた2020シーズンを過ごし、K-tunes Racingはさらなる進化を求めて新たなるシーズンへと踏み出しました。チーム体制に変更はなく、影山正彦チーム監督をリーダーに、ドライバーは新田守男選手と阪口晴南選手の、3年目のコンビネーションとなりました。タイヤはダンロップを使用、マシンもLEXUS RC F GT3ですが、ただしニューマシンを導入しています。

 状況を打破するために何かを変えるというアイディアもありましたが、昨シーズンの経験を活かし、チーム全体のレベルアップを狙い、あえて全く同じメンバーで戦うことにしたのです。

 ただし、今回のテストでは阪口晴南選手は、来日できなくなった外国人ドライバーの代役としてGT500のマシンに乗ることになってしまいました。そして96号車には、若手の若手ドライバーである平良響選手がステアリングを握ることになりました。昨年のFIA-F4を連戦連勝で圧倒し、チャンピオンを獲得した。ただしスーパーGTを走るのは初めての経験です。

 今回のテストの最大のターゲットはタイヤ。仕様の異なるいくつものタイヤを走らせ、より競争力の高いものを選定していきます。ラップタイム、耐久性、そしてレースを戦う上ではドライバーが感じるフィーリングも無視できません。阪口晴南選手不在ということで、その役目は新田守男選手に委ねられることに。

 K-tunes Racingのピットだけでは収まりきれないほどの数多くのタイヤが持ち込まれ、周囲にもタイヤがズラズラと並んだのです。その中からRC F GT3にマッチするスペックを見つけ出すために、走行を繰り返していきました。

 そして、そのうちのいくつかのセットでは、昨シーズンよりも進化したスペックを確認することができました。300kmのレースで高い競争力を確保するには、単に速いタイムが出るタイヤでは不十分で、いかに速さを長く維持できるかがレース結果を大きく左右することになります。

 シーズンを戦う上で明るい兆しが見えてきた、といっていいでしょう。2回目の公式テストは3月27日(土)~28日(日)、富士スピードウェイで行われます。

監督・選手コメント
影山正彦チーム監督

「トライ&エラーで数あるタイヤのチェックを消化していき、方向性を確認することができました。それでも、まだまだ満足できる状況ではないので、お互いにもっと進化していければ、いいシーズンになると思います」

新田守男選手

「タイヤの方向性も見えて来たし、まだまだやらなければいけないことがありますが、いいテストになったと思います。とくにレースディスタンスが課題だったので、それに対してはいい傾向を確認することができましたね」

2021年スーパーGT岡山公式テスト K-tunes RC F GT3
2021年スーパーGT岡山公式テスト K-tunes RC F GT3

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