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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.04.12 14:35
更新日: 2021.04.12 14:57

TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

 
 
 GT300クラスでは、2番手スタートの52号車が序盤から首位争いを展開。コーナーで差を詰めるも、ストレートスピードで伸びるライバルを逆転するまでには至らず、テール・トゥ・ノーズの2番手で周回を重ねました。その後方では、同じくGRスープラ勢の244号車と60号車が5番手、6番手、そして96号車が7番手で続きました。

 6周目に30号車がヘアピンで他車に追突されストップ。30号車はここでレースを終えることとなってしまいました。

 2度目のセーフティカー導入直前のタイミングでドライバーを交代した後、52号車は3番手へと順位を落としたものの、上位4台による首位争いを最後まで繰り広げました。

 トップ4台はほぼ1秒差という団子状態でフィニッシュ。52号車は3位表彰台を獲得しました。この上位バトルに続く形で、244号車が5位。今大会代役としてTGR-DCドライバーの平良がデビューを果たし、後半を担当した96号車も着実な走りで6位入賞。ピットタイミングがずれたものの終盤追い上げた60号車が8位。31号車は終盤まで7位を走行していましたが67周目にスピンを喫し、19位に終わりました。

2021スーパーGT第1戦岡山 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
2021スーパーGT第1戦岡山 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

■コメント

トヨタ自動車株式会社 GAZOO Racing Company President 佐藤恒治
「まず、昨年に続き難しい環境のなかで、万全な対策をし、安全にレースを開催してくださったGTアソシエイション(GTA)の皆さん、岡山国際サーキットの皆さん、そして全国のファンの方々にレースの興奮を伝えてくださったメディアの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのご尽力によって、無事にレースを開催できたことに、まずは心から感謝申しあげます」

「結果は、今日のスーパーGT開幕戦、GT500においてGRスープラが1-2-3-4フィニッシュを飾ることができました。熾烈なバトルを制して優勝したTGR TEAM ENEOS ROOKIE、最後の最後まで激闘を続けてくれた2位のTGR TEAM au TOM’S、3位のTGR TEAM KeePer TOM’S、続くTGR TEAM SARDのチームの皆さん、おめでとうございます! さらにGT300で3位表彰台に輝いた埼玉トヨペット Green Braveの皆さんも、おめでとうございました!」

「そして、チームやドライバーを応援してくださったファンの皆さん、スポンサーの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの声援のおかげで、GR Supra2年目の今年、最高のシーズンスタートを切ることができました!」

「私自身、今日のレースを目の当たりにし、モータースポーツには心に訴えかけるアツいものがあると、改めて実感しました。どんなに苦しい状況であっても、この感動と興奮を絶やさず、一人でも多くの方にお届けできるよう、関係者の皆さんと一致団結し、チャレンジを続けてまいりますので、これからも応援のほど、よろしくお願いいたします」

2021スーパーGT第1戦岡山 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)
2021スーパーGT第1戦岡山 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)

ENEOS X PRIME GR Supra 14号車 大嶋和也
「ルーキーレーシングとして今年イチから作ったチームで、まさかこんなに早く結果が出せるとは思っていなかったので、正直すごく驚いています。チームメンバーも皆大変だったとは思いますが、すごい頑張って、不安だったピットストップも完璧にこなしてくれて、感謝しかありません」

「レースに関しては、クルマは今週すごく仕上がりが良くて、選んだタイヤも決勝に向けて自信があったので、2位からでも追い上げて優勝できるだろうと思っていましたが、僕のスティントではなかなかチャンスをつかみきれず、抜くことができませんでした」

「でもフィーリングはすごく良かったので、トップの真後ろでピットに戻ってくることができれば、まだまだ後半入ればチャンスは出てくるかなと思って、チームのタイヤ交換と、山下選手の走りに託したという状況でした」

「僕が乗っていたスティントのフィーリングからしてまさかあんなに山下選手が苦戦するとは思わなかったので、これから原因を追及する必要はありますが、よくあの状況で抑えきってくれたなと。あんなに生きた心地のしない時間もなかなかなく、素直にすごいなと思って見ていました。山下選手を褒めてあげたいです」

「長いことGTを戦ってきていますが、開幕戦で勝ったのは初めてなので、今後のシーズンをどう戦うのかというイメージはまだ湧いていませんが、2戦目の富士で勝つための準備をしてきましたし、富士は得意なので、また優勝を目指して頑張ります」

ENEOS X PRIME GR Supra 14号車 山下健太
「僕にとっては、今年ルーキーレーシングに入った最初のレースでした。昨日予選を走るまでは、こんなに上位で走れるとは思っていなかったのですが、チームが良いクルマを作ってくれて、戦える状況だというのが予選でわかりました」

「今日もスタートを担当した大嶋先輩はとても速く、すごいぐちゃぐちゃになったピットストップでも1番で送り出して貰って、これは多分普通に逃げ切れるなと思っていたのですが、セーフティカー明けで走り出したらどうも微妙な感じで、そこからは坪井選手が毎周のようにすごい勢いで追い上げてきたので、それを抑えるので一杯一杯でした」

「坪井選手に対してはちょっとこっちが強引なところもあったと思うので、そこは申し訳なく思っていますが、勝てて良かったです」

「今回はトヨタ勢が強さを見せましたが、次戦以降は変わってくるでしょうし、自分たちは重量を積むことになるので厳しくなってくるとは思いますが、そのなかでもしぶとく戦って、できる限りポイントを取るというのがチャンピオンを狙う上で必要だと思います。富士は比較的スープラに合っていますし、もう一回優勝するくらいの勢いで行きたいと思います」


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