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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.04.14 18:07
更新日: 2021.04.14 21:29

Yogibo 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | Yogibo 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

 明けて4月11日(日)の岡山国際サーキットは、朝から暖かな陽気となった。決勝レース前恒例のチーム紹介コーナーであるドライバーアピアランスでは、芳賀監督、道上、密山がピット前でYogibo Max に座るパフォーマンスを披露し、さっそくアピールをみせた。
 
 そんな和気あいあいとした雰囲気も、スターティンググリッドにつけば一変する。戦う表情をみせる芳賀監督、そしてスタートドライバーの道上。午後1時30分、気温19度というコンディションのもと、いよいよYogibo NSX GT3のデビュー戦のスタートを迎えた。
 
 道上は得意のレースペースを活かしながら、20番手をキープ。前を行く#30 PRIUSを追っていく。2クラス混走が特色のスーパーGTでは、スピードがあるGT500クラスのマシンがGT300クラスのマシンをかわしながら走るのが特徴だが、全長が短い岡山では、5周を過ぎる頃にはGT300クラスの集団に、1周差をつけたGT500クラスが追いつき始めた。
 
 両クラスともレースを戦っており、序盤は大混戦となる。これもスーパーGTの魅力だ。しかしこの混戦は、思わぬアクシデントを生むことも多い。そして道上のYogibo NSX GT3はこれに巻き込まれることになってしまった。
 
 6周目、タイトなヘアピンコーナーで、道上の2台前を走っていた#48 GT-RをかわそうとしたGT500クラスのマシンが急減速。道上の前にいた#30 PRIUSが追突してしまう。2018年、同じコーナーでクラッシュした経験がある道上は、余裕をもって#30 PRIUSの背後につけていたが、あまりの急減速に避けきれず、#30 PRIUSと接触してしまう。
 
 幸いYogibo NSX GT3のダメージは、ノーズを痛めたのみで走行は可能だったが、#30 PRIUSはスピン。危険な箇所だったことから、セーフティカー(SC )が導入された。幸い道上のペースは落ちることなく、少しずつ順位を上げていく。
 
 しかし、ライバルたちがルーティンのピットストップを始めると、さらなるアクシデントが。作業を終えたばかりの#360 GT-Rが1コーナーでストップしたのだ。現代のスーパーGTでは、規定によりSCが導入されるとドライバー交代をともなうピットストップができず、SC後のピットインは実質勝負権を失ってしまう。すなわち、SCが導入されるまでのわずかな間でピットインし、ドライバー交代を行わなければならなくなった。
 
 ほとんどのチームが一斉に動き出すなか、Yogibo NSX GT3も即座にピットイン。幸いピット作業は安全なスペースで行うことができ道上から密山に交代したが、接触の際のダメージ修復、さらに接触の影響によりエンジンがすぐに再始動しないなど、わずかな遅れを喫してしまい、複数台に先行されてしまった。
 
 それでも、後半スティントを担当した密山は、ひさびさのスーパーGTのレースながら安定したペースで周回を重ね、16位まで順位を上げYogibo NSX GT3をフィニッシュさせた。予選順位がもう少し前なら、ピットアウトがもう少し早ければと、決して満足いく順位ではないが、Yogibo Drago CORSEのデビュー戦で、まずは着実な第一歩を記すことになった。

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