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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.07.19 17:40
更新日: 2021.07.19 17:47

横浜ゴム 2021スーパーGT第4戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | 横浜ゴム 2021スーパーGT第4戦もてぎ レースレポート

SUPERGT第4戦/もてぎ

0.051秒の僅差で予選2番手のWedsSport ADVAN GR Supra、灼熱の決勝もトップ争いを繰り広げて準優勝を獲得!

 第3戦の延期によって、実に2カ月半のブランクを置いたスーパーGT。それだけに待ちに待った第4戦が、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。梅雨明け宣言が出されたばかりとあって、レースウィークは厳しい暑さとなり、ドライコンディションが絶えず保たれた。何事にも水を差されぬ、激しいバトルが随所で繰り広げられることとなった。

 GT300クラスの予選Q1はA組、B組からともに6台ずつ、合わせて12台ものヨコハマタイヤユーザーが突破に成功。特にB組ではStudie PLUS BMWの荒聖治選手が、ひとり1分47秒台に乗せてトップで、A組では72kgもサクセスウエイトを積んでいるリアライズ日産自動車大学校GT-RのJ.P.デ・オリベイラ選手が2番手につけ、優れたパフォーマンスを発揮した。

 続くQ2ではポールポジションこそ逸したものの、三宅淳詞選手からバトンを託された堤優威選手が駆るたかのこの湯 GRSupra GTが2番手となり、3番手はリアライズ日産自動車大学校GT-Rの藤波清斗選手が獲得。5番手を谷口信輝選手と片岡龍也選手のグッドスマイル初音ミクAMGが、そして6番手は小暮卓史選手と元嶋佑弥選手のJLOCランボルギーニGT3が奪い、決勝に向けてヨコハマタイヤユーザーによる上位独占の期待が高まった。

 GT500クラスでは、WedsSport ADVAN GR Supraの国本雄資選手が3番手でQ1を突破。続くQ2では宮田莉朋選手が入念なウォームアップの後に2番手へ躍進、しかもラストアタックのセクター1とセクター2は最速をマーク。最後の最後に大逆転かと思われたが、セクター3でわずかながらも姿勢を乱したことでチェッカーを受けることなくピットイン。それでもフロントロウはしっかり確保することとなった。

 その一方で、リアライズコーポレーションADVAN GT-RはQ1で高星明誠選手が11番手に終わり、佐々木大樹選手に襷を渡すことなく、予選を終えることとなった。

 決勝レースも予選同様、酷暑のなかで行われた。気温こそ34度と予選と変わらなかったものの、路面温度は51度で8度も上昇。しかし、そんな状況においてもWedsSport ADVAN GR Supraは最後まで弱音を吐かなかった。スタート直後の1コーナーで国本選手はトップに並びかけるも、ここでの逆転は許されず。しかしファステストラップを記録して、ペースが上回った6周目の後、早くも勝負をかけて5コーナーで逆転に成功。トップに立ってからの国本選手は徐々に差を広げていき、最大4秒もの差をつけていた。

2021スーパーGT第4戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)
2021スーパーGT第4戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)

 28周目に宮田選手へ交代したWedsSport ADVAN GR Supraだったが、タイヤ交換に手間取りトップを奪い返されてしまう。33周目にはファステストラップも更新して、必死に追いかけた宮田選手ではあったが、2度のFCY(フルコースイエロー)に阻まれ、最後まで逆転ならず。それでもヨコハマタイヤユーザーとして今季初の表彰台に上がることとなった。

リアライズコーポレーションADVAN GT-Rは24周目に、佐々木選手から高星選手への交代を早めに行うも、苦境からの打開はならず。12位でのゴールに留まった。

2021スーパーGT第4戦もてぎ リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/佐々木大樹)
2021スーパーGT第4戦もてぎ リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/佐々木大樹)

 GT300クラスでは、予選同様2番手からたかのこの湯 GR Supra GTの堤選手がレースを開始。これにリアライズ日産自動車大学校GT-Rの藤波選手、一台置いてグッドスマイル初音ミクAMGの片岡選手、そしてJLOCランボルギーニGT3の元嶋選手が続いて、序盤は2番手を競い合う。このなかで抜け出す形となったのも、堤選手だった。

 第1スティントで順位変動はなかったものの、ドライバー交代後にレースは動く。25周目にたかのこの湯 GR Supra GTが三宅選手に変わるも、ピット作業にやや手間取ってしまった。そして26周目にオリベイラ選手へと代わったばかりのリアライズ日産自動車大学校GT-Rが、先に小暮選手への交代を済ませていたJLOCランボルギーニGT3と接触、ともに大きく順位を落としてしまう。

 全車ドライバー交代を終えると、ヨコハマタイヤユーザーの最上位、3番手につけていたのはグッドスマイル初音ミクAMGの谷口選手。20周目には早くも交代、タイヤ交換を左側2本に留めて停車時間を最小限としていたのが奏功するも、終盤のペースが上がらず、41周目に一台の先行を許したばかりか、やがて三宅選手も急接近。堪えきれず、56周目のV字コーナーで谷口選手はポジションを明け渡した。

 その結果、たかのこの湯 GR Supra GTが4位で、グッドスマイル初音ミクAMGが5位、そして予選8番手から順位を上げて松井孝允選手と佐藤公哉選手のHOPPY Porscheが6位でゴール。表彰台にはあと一歩のところで届かなかったものの、ヨコハマタイヤユーザーは6台が入賞を果たしていた。

2021スーパーGT第4戦もてぎ グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
2021スーパーGT第4戦もてぎ グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)

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