投稿日: 2021.09.13 07:10
更新日: 2021.09.13 01:00
更新日: 2021.09.13 01:00
「50トンくらい載ってた肩の荷が降りた」SUBARU BRZ。流れを変えた“ふたつの決断”【GT300決勝あと読み】
Kazushi Nakano / autosport web
きっかけは、金曜日のチームミーティングでの山内英輝のひとことだった。
「最近、卓ちゃん(井口卓人)が決勝の後半でキツい状況を走ってくれることが多いので、卓ちゃんがスタートで僕が後半行ってもいいんじゃないですか」
前戦鈴鹿、SUBARU BRZ R&D SPORTはポールポジションを獲得したものの、レース序盤にしてタイヤのドロップが始まり、スタート担当の山内は早々にピットイン。2輪交換で後半のロングスティントに出て行った井口は、ハンドリングが悪化するマシンと格闘し、腕がパンパンになってしまったという。
井口が置かれた状況に、山内は申し訳なさを感じていた。自分も、長いスティントで力走することが必要なのではないか。そう考えた末の提案だった。