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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.11.07 09:56
更新日: 2021.11.07 10:04

K-tunes Racing 2021スーパーGT第7戦もてぎ 予選レポート

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スーパーGT | K-tunes Racing 2021スーパーGT第7戦もてぎ 予選レポート

SUPER GT 2021 第7戦 予選 もてぎ

午前中の不振を完全に克服し、公式予選はQ2進出で12位獲得

 AUTOBACS SUPER GT 2021シリーズも、残すところ2戦。第7戦のステージとなる栃木県ツインリンクもてぎで、11月6日(土)公式予選が行われました。

 K-tunes Racingは前戦オートポリス大会で、約2年ぶりの表彰台、2位という結果を残しました。その進化と勢いが、得意とは言えないツインリンクもでぎで通用するのか? 真価が問われる大会と言っても過言ではありません。ちなみに7月にツインリンクもでぎで行われた第4戦では、予選22位、決勝13位という結果でした。

 最終戦のひとつ前ということでサクセスウエイトは半減、つまりシリーズポイント×1.5kgという数値になります。しかしK-tunes Racingは前戦で15ポイントを上乗せしたこともあり、サクセスウエイトは24kgから35kgへと、逆に増えてしまっています。これはライバルたちに対して不利になります。

 午後に行われる公式予選の直前、午前中には公式練習が行われました。しかしその攻略は簡単ではありませんでした。ベストタイムは28台のうち19位。トップとの差は約1.5秒もありました。約2時間の公式練習のなか、さまざまなアイディアを試したものの、タイムアップはできませんでした。これでは予選Q2進出はおろか、予選下位に沈んでしまいます。

 そこで新田守男選手、阪口晴南選手、そして影山正彦チーム監督を中心に、対応策が検討されました。アンダーステア(コーナーで曲がり難い症状)を軽減するために、最終的にチームは大幅なセッティング変更を実施することになりました。もうすでに予選までに走行機会はないので、公式予選でのぶっつけ本番というチャンジングなプランを実行したのです。

 マシンの大幅なセッティング変更というのは、そう簡単なことはありません。全体をうまくチューニングしないと、デメリットばかりになってしまい、逆にタイムダウンする危険性もあります。そのあたりを含めて、チームとドライバーは極めて慎重に、大胆なセッティング変更を施しました。

 予選Q1、阪口晴南選手は開始から2分ほど遅らせてコースイン。しっかりとタイヤを温めると、予選終了間際、一度っきりのアタックで、見事A組6番手タイムを記録してみせました。午前中のタイムを見れば望外ともいえる予選Q2、新田守男選手は12番手タイムをゲットすることに成功しました。

 影山正彦チーム監督は「午前中は相当難しいレースになると思っていたんですが、セッティングの変更や路面温度、そして今回も阪口晴南選手の走りが新田守男選手を刺激してくれたことも大きかったと思います。明日は1ポイントでも多く、手にすることができるように、レースに臨みます」と語ってくれた。

■コメント
新田守男選手

「セッティング変更したこと、阪口晴南選手のガンバリもあって、Q2を走ることができました。ただ今回はレースディスタンスを意識して耐久性重視でタイヤ選択をしているので、レースでは前を狙
いたいと思います」

阪口晴南選手

「フリーで苦戦したので、大きくセッティング変更しました。結果的にそれが良くて、フィーリングも良くて、Q2に繋げることができました。悪くない順位からのスタートなので、タイヤがマッチしてくれることを祈っています」

2021スーパーGT第7戦もてぎ K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
2021スーパーGT第7戦もてぎ K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)


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