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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.03.28 16:41
更新日: 2022.03.28 16:43

LMcorsa 2022スーパーGT富士公式テスト テストレポート

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スーパーGT | LMcorsa 2022スーパーGT富士公式テスト テストレポート

S-GT2022 OFFICIAL TEST2 FSW
LMcorsa REPORT
#60 Syntium LMcorsa GR Supra GT

富士スピードウェイで2回目のスーパーGT公式テストが実施され、ウエットコンディションの時間が長く想定していたメニューは消化できなかったがレインタイヤの特性も確認でき、新たに導入したアップデートパーツの手応えも感じる

 開幕戦まで3週間に迫ったAUTOBACS SUPER GT 2022 SERIES。公式スケジュールとして3月12~13日に岡山国際サーキットで1回目の公式テストが実施され、2022年シーズンのスタートが切られた。そして1週間のインターバルを経た3月26~27日に富士スピードウェイで2回目の公式テストが開催された。

 昨シーズンからニューマシンのGR Super GTを投入したLMcorsaは、第2戦と第8戦の富士スピードウェイラウンドで優勝を果たしGT300クラスで唯一のシーズン2勝を達成した。相性の良い富士スピードウェイでの公式テストということで昨年とのマシンの比較もしやすく、今季のマシンの勢力図も垣間見られるはずだった。

 公式テストのスケジュールは1回目の岡山国際サーキットと同様で、26日、27日ともに午前と午後に2時間の走行枠が用意されていて、計8時間の走行テストとなっていた。だが、両日ともに天気予報は雨となっていて、予報どおりに26日は雨模様となった。午前中のセッション1は10時から12時までで、10時のスタート時点では雨量が少ないもののアスファルトが濡れていてウエット宣言が発せられた。

 ウエットコンディションのなかで各マシンがコースインするが、Syntium LMcorsa GR Supra GTは様子をうかがいピットに留まった。雨脚は一時的に強まったが走行開始から20分ほどすると路面が乾きだす。このタイミングで吉本大樹選手がSyntium LMcorsa GR Supra GTに乗り込み走行テストを開始する。しかし9周すると再び雨量が増えピットイン。レインタイヤに交換するとともに河野駿佑選手がコクピットに座った。

 セッション1の開始から1時間ほど経過したところで河野選手はコースイン。そして、10周ほどを走行し再びピットに戻ると、レインタイヤに合わせたテストメニューに移行した。しかし、このタイミングでGT500のマシンがトラブルによりストップしセッションが中断。最終的にこの中段によってセッションは終了した。結果としてふたりのドライバーが計24周を走行、タイムは1分37秒422がベストでGT300クラスの27台中13番手となった。

 26日午後にセッション2は14時から16時までのスケジュールだったが、天候の悪化が予想されたため15時までの1時間に短縮。その代わりとして27日のセッション4が2時間から3時間に延長されることが発表された。セッション2はマシンから水しぶきが上がるほどのウエットコンディションとなり、吉本選手がコースインする。13周を走行したところで河野選手にドライバーチェンジ。ふたり合わせて19周を走行したところでセッション2は終了した。

 27日の公式テスト2日目はドライコンディションでの走行が予想されたが、早朝から富士スピードウェイには暑い雲がかかり小雨がぱらついていた。9時30分からスタートしたセッション3は、望まれた天候回復とはならずウエットコンディションでの走行となった。Syntium LMcorsa GR Supra GTには河野選手が乗り込み途中のセーフティカー訓練を挟んで1時間ほど走行を行った。セッション3は11時45分までの2時間15分にわたって実施されたが、ウエットコンディションからの回復が見込めなかったために1時間ほどで走行テストを切り上げて、最後のセッションに備えた。

 午後になると雨は止んだものの路面はウエットコンディションのままで、2時間から3時間に延長されたセッション4は13時30分にスタートする。チームは路面が乾き始まるまで待ち、スタートから50分が経過した14時20分に吉本選手がスリックタイヤを履いてコースに入る。セッション1の序盤がスリックタイヤでの走行となったが短時間だったため、実質的にドライコンディションでのテストは初となる。吉本選手はスリックタイヤの比較やセットアップを確認しながら周回を重ねる。2時間ほど走行すると河野選手がSyntium LMcorsa GR Supra GTに乗り込み、2日間のテストを締めくくった。セッション4はふたりで60周を走行し、1分37秒891がベストタイムとなりGT300クラスの25台中16番手となった。

 本来ならば開幕戦に向けて多くのメニューを消化したいところだったが、3回のセッションがウエットコンディションとなったため想定していたテスト内容とはならなかった。それでもレインタイヤの特性が確認でき、シーズンオフにアップデートしてきたパーツの効果も感じられたという。4月16~17日に岡山国際サーキットで実施される開幕戦まで走行テストの機会はないが、2回の公式テストで得られたデータをもとにしっかりと準備を進め、第1戦からポイントを積み重ねていくことがチームの目標となる。

コメント
飯田章監督

「想定していたテストメニューではなかったのですが、昨年も含めてこれほどレインタイヤで周回数を重ねられたことはありませんでした。ウエットコンディションでの状況はしっかりと確認でき、雨量によっては有利な部分もありそうです。またアップデートしてきたパーツの方向性も合っているようで、開幕戦から好スタートが期待できます。ただ、昨シーズンよりも性能調整が厳しくなっているので、厳しいレースになるはずですが、そのなかでも安定してポイントを積み重ねることが目標なので、しっかりと対策を施していきたいです」

吉本大樹選手

「望んでいた天候ではなくテスト内容もイレギュラーでしたが、ウエットでのマシンの状況とタイヤの特性について確認できました。富士スピードウェイはGR Supraが得意とするコースなので昨シーズンと今のマシンの状況を比較ができると思っていましたが、セッション4も少し濡れていたので完全な比較はできませんでした。岡山国際サーキットと今回ともに課題が多く見つかっていて準備が十分とはいえません。開幕戦までは走行テストができないので、2回のテストで得たデータ見直して完成度の高いマシンを作り上げられればと思います」

河野駿佑選手

「ウエットコンディションが続いたために想定したほどの周回が重ねられず不完全なテストとなってしまいました。それでも、昨年の富士スピードウェイでの好印象と比べてもマイナスなところはなかったと思います。昨年のマシンに対してボディパーツや足まわりなど多くのアップデートを加えています。どれも間違いない方向に進化していることは確認できましたし、トラブルなく走れたことも良かったと思います。昨年の開幕戦は開発途上でしたがシングルフィニッシュができたので、より上位に入れるように準備を進めていきます」

2022スーパーGT富士公式テスト Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)
2022スーパーGT富士公式テスト Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)


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