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投稿日: 2023.09.18 22:20
更新日: 2023.09.18 22:24

TOYOTA GAZOO Racing 2023スーパーGT第6戦SUGO レースレポート


スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2023スーパーGT第6戦SUGO レースレポート

SUPER GT 2023年第6戦SUGO SUGO GT 300km RACE

関口/中山組GRスープラが3位獲得
GT300クラスでは吉田/川合組GRスープラが優勝

 スーパーGT第6戦がスポーツランドSUGOで行われ、アクシデントによる長い赤旗中断を挟む展開のなか、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)勢は関口雄飛/中山雄一組DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が最上位の3位獲得。大嶋和也/山下健太組ENEOS X PRIME GR Supra 14号車が6位、90kgの重いサクセスウエイトを積む坪井翔/宮田莉朋組 au TOM’S GR Supra 36号車は粘り強く走り7位、国本雄資/阪口晴南組WedsSport ADVAN GR Supra 19号車が8位、笹原右京/ジュリアーノ・アレジ組 Deloitte TOM’S GR Supra 37号車が10位でポイントを獲得しました。

 GT300クラスでは吉田広樹/川合孝汰組埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が優勝、平中克幸/清水英志郎組シェイドレーシング GR86 GT 20号車が2位で続き、TGR勢がワン・ツー・フィニッシュを果たしました。

 スーパーGT第6戦「SUGO GT 300km RACE」が9月16日(土)、17日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。全8戦で競われている今季のスーパーGTも残すところ3戦となりました。次の第7戦はサクセスウエイト半減、そして最終戦はサクセスウエイト無しとなるため、今大会が最も重いサクセスウエイトで戦うレースとなります。
 
 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)勢は、第2戦で優勝、第3戦で2位、第4戦、第5戦も入賞を果たしてポイントを伸ばした36号車がランキング2位につけています。一方、1レースで最大21ポイントが獲得可能なスーパーGTでは、まだ全てのチームにタイトルの可能性が残っており、これまでポイントを稼げなかったチームにとっては、有利なサクセスウエイトでの大量得点のチャンスでもあります。久々の300kmレースとなる今大会、終盤戦でのタイトル争いへ向け各チーム必勝態勢で臨みました。

 東北唯一のスーパーGT開催となる今大会、サーキット内イベント広場には、TGRブースが設置され、今季限りでのGTドライバー引退を発表したZENT CERUMO GR Supra 38号車の立川祐路が通算3勝を挙げているSUGOでのメモリアル展示として、2005年ZENT CERUMO Supra、2013年ZENT CERUMO SC430、そして2014年~2016年シーズンを戦ったZENT CERUMO RC F GT500を展示。加えて秘蔵のギアなども展示され、東北のファンの皆様の注目を集めていました。2013年にシリーズチャンピオンを獲得した立川と特別出演頂いた平手晃平のトークショーには多くのお客様が集まり、会場が大いに盛り上がりました。

■予選

 16日(土)は前夜までの雨で、午前中の公式練習はウェットで開始され、徐々に乾いていく状況で行われました。公式練習中に路面は乾き、その後も雨は降りませんでしたが、午後2時40分からの予選が開始される少し前に雨が降り始め、GT300クラスのQ1 A組はウェット宣言のなかで始められました。その後、雨は止み、セッションが進むごとに路面は乾いていき、GT500クラスのQ1が開始される頃にはほぼドライ。気温26度/路面温度28度のコンディションで、全車スリックタイヤでアタックに臨みました。

 曇り空で路面温度が低めだったこともあり、各車じっくりとタイヤを暖めてアタック開始。前戦鈴鹿で2位表彰台を獲得した39号車の関口が2番手タイムをマーク。石浦宏明の38号車が5番手、笹原の37号車が7番手でTGR勢は3台がQ2へと進出。

 トップから14台が0.8秒の中に入るという接戦となったこのQ1、前戦鈴鹿で3位表彰台を獲得し、ランキング4位につける14号車は、64kgのサクセスウエイトながら山下が健闘を見せましたが、僅か0.031秒及ばず9番手。国本の19号車は11番手、宮田の36号車は12番手でグリッドが確定しました。

 Q2では、ライバル勢よりやや早めにコースインしたTGR勢は、39号車の中山が、残り1分半ほどでその時点でのトップタイムをマーク。しかし、コースレコードを更新する速さを見せたライバル勢に上回られ4番手。立川の38号車が5番手、アレジの37号車は6番手グリッドを獲得しました。

 GT300クラスは、2グループに分けてQ1を実施。A組は直前に降り出した雨によりウェット宣言が出され、各車ウェットタイヤを装着してコースイン。しかし、すぐに雨は止み、徐々に乾いていく難しいコンディションとなり、ほとんどの車両がセッション序盤に出したタイムがベストとなりました。

 TGR/レクサス勢では吉田がアタックした52号車が2番手。新田守男のK-tunes RC F GT3 96号車が4番手でQ2へと進出。Syntium LMcorsa GR Supra GT 60号車は河野駿佑が最終コーナーでコースオフを喫し、9番手。古谷悠河のANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車は10番手でQ1敗退。また、午前中の公式練習時にクラッシュを喫したapr LC500h GT 31号車は修復が間に合わず、未出走となりました。

 B組では、路面は急速に乾いていくコンディションとなりました。平中の20号車はウェットでコースインしたものの、すぐにピットへ戻り、スリックタイヤに交換して再度アタック。平良響のmuta Racing GR86 GT 2号車もレインタイヤで走り始め、こちらは一旦タイムを出してからピットへ。残り5分を切ってスリックタイヤで再度アタックに向かった2号車の平良でしたが、アタックラップの直前でチェッカーが振られて万事休す。結局、20号車は3番手でQ2進出。2号車は10番手。織戸学のapr GR86 GT 30号車は11番手に終わりました。

 Q2では、高木真一がアタックを担当した96号車が、2番手に0.7秒近い差をつける圧倒的なトップタイムをマークし、ポールポジションを獲得。ベテラン高木はGT300クラスでの通算ポールポジション獲得回数を最多タイの14へと伸ばすこととなりました。
 清水がアタックした20号車も好走で2番手につけ、参戦2年目のチームにとっての最上位グリッドを獲得。川合の52号車が4番手グリッドを獲得しました。

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