ボルボのモータースポーツ前線部隊として活動してきたポールスターは、2015年に100%ボルボ傘下に入ると同時に、新たなパフォーマンスブランドとしてのスタートを切った。そのポールスターが、10月19日に独立エレクトリックパフォーマンスブランドとしての新構想を発表。2019年半ばに発売予定のファーストモデルとなる、最高出力600PSの『Polestar 1』を世界初公開した。

 WTCC世界ツーリングカー選手権のワークスチーム運営や、2016年まで地元スウェーデンのSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権で長年活躍してきたポールスターは、ボルボ本社からの資本注入を受け新たなフェーズに突入。

 これにより同グループのパフォーマンスブランドとしての役割を担うこととなり、この10月に親会社吉利汽車(ジーリー)の拠点である中国で、初めに発売する3つのモデルと中国の新専用工場の設立、そして新たな業界基準を打ち立てる顧客重視の販売手法についての計画を正式に発表した。

 その第一弾モデルとして発表された『Polestar 1』は、最高出力600PSをうたうエレクトリック・ハイパフォーマンス・モデルとして誕生。

 ボルボのスケーラブル・プラットフォーム・アーキテクチャー(SPA)をベースに、約50%がポールスターのエンジニアによって新たに設計され、世界初採用となる先進シャシーテクノロジーであるオーリンズ社製新型連続電子制御サスペンション(CESi)を搭載。

 エクステリアは現行90シリーズとの近似性を感じさせる2ドアクーぺボディながら、軽量化に寄与するカーボンファイバーボディの採用で、ねじれ剛性を45%改善し、重心高も低く抑えられたという。

2ドア2 + 2シーター・グランツーリスモクーペとなる『Polestar 1』
「Polestar 1は、ボンネットにポールスターバッジを冠した最初の車」と喜びを語ったポールスターCEOのトーマス・インゲンラート
トールハンマー内臓ヘッドライトなど、エクステリアは90シリーズに通じるテイスト
カーボンボディにセンタートンネル内臓のバッテリー、600PS/1000Nmの全輪駆動制御機構を備える

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