100回目の開催を迎えた伝統のインディアナポリス500マイルレース。29日に行われた決勝レースは、ルーキーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が勝利した。佐藤琢磨は、レース中盤に2番手へ浮上するも、163周目にバランスを崩しウォールに接触。悔しいリタイアとなった。

 スタート前から恒例イベントが続々と行われ、インディアナポリス・モータースピードウェイを満員にした観客のボルテージは上がっていく。エンジン始動コールが行われ、40万人が見守るなか、12時半にスタートを迎えた。

 オープニングラップでトップに立ったのは、3番手スタートのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。序盤はポールポジションのジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)とリードチェンジを繰り返す。この2台に、ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)とタウンゼント・ベル(アンドレッティ・オートスポート)が上位争いを繰り広げる。

 中盤、スピードを上げてきたエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)とトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)の優勝経験者ふたりがトップ争いに加わる。

 115周目、ミカエル・アレシン(シュミット・ピーターソン)が単独スピンしクラッシュ。コナー・デイリー(デイル・コイン)もバランスを崩し、4度目のイエローコーションに。このタイミングでピットインしたアンドレッティ・オートスポート勢に思わぬアクシデントが起きる。

 トップを争っていたハンター-レイとベルがピットアウト時に並んでしまい、ベルはアウト側にいたカストロネベスに接触。ハンター-レイを巻き込みながらスピンする。ハンター-レイは、リードラップ最後尾となり、ベルにはドライブスルーペナルティも科せられ優勝争いから離脱してしまった。

 序盤に20番手まで下がってしまった佐藤琢磨は、徐々にマシンバランスを向上させ9番手まで浮上する。さらにスピードを上げ、149周目に琢磨はヒンチクリフを交わし5番手へ。優勝争いに加わる走行を見せる。

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