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MotoGP ニュース

投稿日: 2017.06.12 12:29

ホンダ 2017MotoGP第7戦カタルーニャGP 決勝レポート

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MotoGP | ホンダ 2017MotoGP第7戦カタルーニャGP 決勝レポート

マルケスが2位、ペドロサが3位。Repsol Honda Teamが今季3度目のダブル表彰台を獲得

2017年6月11日(日)・決勝
天候:晴れ
気温:33℃
コースコンディション:ドライ
観客:9万9873人(3日間:17万6391人)

レポート

 第7戦カタルニアGPは、最高気温が33℃まで上昇。レースウイークで最も暑く、ライダーにもタイヤにも厳しい一日となりました。その中で、4番グリッドから決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、3戦ぶりの表彰台となる2位でチェッカーを受けました。

 マルケスは、2列目から好スタートを切ると、オープニングラップで2番手に浮上しました。そして6周目には、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をかわしてトップに浮上。しかし、8周目にチームメートでポールポジション(PP)スタートのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に抜かれて3番手へとポジションを落とし、しばらくはこの3台がトップグループを形成しました。

 18周目、マルケスは2番手に浮上し、そこから前を走るドヴィツィオーゾを追いかけます。地元ファンの大声援を受けて最後までプッシュしましたが、ドヴィツィオーゾを捕らえることはできず、2番手をキープ。25周のレースを走りきって、今季3回目の表彰台を獲得しました。

 今年は第3戦アメリカズGPでシーズン初優勝を達成。第4戦スペインGPで2位になりました。しかし、第5戦フランスGPで転倒リタイア、第6戦イタリアGPでも、タイヤとマシンのマッチングが完ぺきではなく我慢のレースを強いられ6位に。2戦連続で表彰台から遠ざかっていただけに、今大会の2位はうれしいものとなりました。

 これで総合4位から3位に浮上。今大会を制した総合2位のドヴィツィオーゾに16点差。今大会を10位で終えた総合首位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差を23点へと縮めることに成功しました。

 今大会は、土曜日のフリー走行と予選で4度の転倒。決勝日朝のウォームアップでも転倒と、苦しい状況が続きました。決勝に向けて不安を抱える状態でしたが、いつも通りの100%の走りで表彰台を獲得しました。

 今季2度目のPPを獲得したペドロサは、レース中盤にトップを快走しましたが、終盤はペースをキープできず、3位でフィニッシュしました。「今日はスタートから攻める走りができませんでした。タフなレースでしたが、地元ファンの前で表彰台に立ててうれしい」と、今季4度目の表彰台に笑み。苦しいレースをしっかり走りきったことで、総合5位から4位へとランキングを上げることに成功しました。これでRepsol Honda Teamは、今季3度目のダブル表彰台となりました。

 予選17番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda)は、後方グリッドから追い上げて11位でフィニッシュ。予選19番手からスタートしたティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は15位で、今季6度目のポイント獲得を果たしました。予選15番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は10番手を走行していた13周目に転倒し、リタイアとなりました。


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