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MotoGP ニュース

投稿日: 2017.06.26 13:00

ヤマハ MotoGP第8戦オランダGP レースレポート

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MotoGP | ヤマハ MotoGP第8戦オランダGP レースレポート

Monster Yamaha Tech3

J・ザルコ選手談(14番手)
「すべてを総合して考えれば、今日の結果は実際にはとても良かったと思っています。ポールポジションから絶好のスタートを切り、そのあとも順調にトップを走ることができて最高の気分です。誰にも抜かれなかったので、ただベストを尽くして自分の思い通りに走ることができました」

「でもそのあと数台に追いつかれ、そのなかで激しく順位が入れ替わるバトルに発展しました。コース上の2つのポイントではライバルたちにかないませんでしたが、それでもしばらくは何とかついていくことができました」

「そこへ雨が降り出しました。他のライダーが限界ぎりぎりで走っていたので転倒を心配したこと。同時に雨そのものも、とても気になりスリックタイヤでそれ以上プッシュすることができないと判断してマシン交換を決断しました」

ヨハン・ザルコ(ヤマハ)
ヨハン・ザルコ(ヤマハ)

「結果的には、それで差を付けられるほどには雨がひどくならなかったですが、そのままドライ用のマシンで走り続けることも私にはできなかったのです。このレースで、ペナルティを含めていくつかのミスをしてしまったことも事実です」

「でも取り返しがつかないほど大きく順位を下げたわけではないですし、今日のことを前向きにとらえたいと思っています。序盤のドライ・コンディションではとても順調で、トップグループに加わって表彰台を目指せました。ここからまた目標達成に照準を合わせ、そのための様々な準備をしていくだけです」

J・フォルガー選手談(リタイア)
「今日のことが悔しくてたまりません。気持ちを抑えることができないです。まず初めに、第6コーナーでコースアウトして最後尾まで後退してしまったこと。そしてそのあと順位を取り戻そうと頑張りましたが、そのなかには遅いライダーも混ざっていてなかなか自分のリズムをつかめませんでした」

「そして、そんな状況のなかでも何台か抜き、さらにプッシュを続けていたら第1コーナーで転倒してしまいました。結果としてライバルたちに貴重なポイントを譲る格好になってしまいましたが、ペースでは僕のほうが優っていたから、本来ならもっといい仕事ができたはずです」

ジョナス・フォルガー(ヤマハ)
ジョナス・フォルガー(ヤマハ)

「そう思うと悔しい気持ちを隠すことはできません。次は僕にとってのホーム・レースなので、地元のファンにいいレースを見せられるように、気持ちを集中していきたいと思います」

H・ポンシャラル、チーム・マネジャー談
「今回は非常に残念な結果に終わりましたが、われわれはここで学び、次のドイツでより一層強くなって戻って来る。土曜日のふたりのパフォーマンスは見事なもので、ヨハンはポールポジションを獲得し、ジョナスも自己ベストの6番手を獲得しました」

「しかし、決勝ではいつまた天候が変化するかわからない状況でしたし、今回はドライ・コンディションをあまり経験していなかったこともあり、私はグリッド上で少しナーバスになっていました。ふたりは前後ともソフト・コンパウンドのタイヤを選択し、ヨハンはレース前半で素晴らしい走りを見せてくれました」

「途中、バレンティーノと接触して少し遅れたが、そこからはずっと4番手をキープしました。雨粒が落ち始めたときに、彼が言うには、前の3台よりも大きな影響を受けて彼らについて行くことができなくなってしまった」

「そして、午前中のウォームアップのときと同じように雨が激しくなったときのことも考慮してマシン交換の賭けにでました。しかし、残念ながら意図ははずれてしまいました。ヨハンはトップを走ることで多くを学んだと話していますし、実際に、ここへ来た時よりも強くなっています。われわれチームとしても、彼がルーキーであることを忘れてはいけないと改めて感じたところです」

「ジョナスのほうは、もっといいレースを期待していただけに残念です。彼の速さは誰もが認めるところですが、コースアウトしてしまったあと挽回を焦り過ぎました。ラップタイムの速さから考えれば、今日は楽にトップ10入りを果たすことができたはずです」

「とは言ったものの、彼もヨハン同様、ルーキーであり、今まさに経験を積みながら勉強しているところ。だからわれわれも焦らずに、冷静に見守っていきたいと思っています。次回はちょうどジョナスのホーム・グランプリになるので、金曜日のフリープラクティス第1セッションに期待しています」


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