「中須賀選手を始めトップライダーたちは普通に走れば2分8秒台で走れると思いますが、(耐久レースは)燃費などを考えるとペースを落として走らなくてはいけません。それがライダーの負担になると考えていましたが、チーム全員が役割を分担をしっかりと行ってくれたおかげで218周という成果が出たと思います」
2017年の鈴鹿8耐はヤマハにとって3連覇がかかる戦い。しかしホンダ、スズキ、カワサキといった日本を代表するメーカーも黙ってはいない。ヤマハの3連覇を阻止すべく、盤石の体制で挑んでくる。
「他メーカーのマシンもフルモデルチェンジしてレベルアップし、僕たちと互角になってきています」と中須賀。
「昨年は2連覇を果たし、218周の最多周回を記録していますので、今年は自分たちが一番のライバルと考えています。なので、今年は218周を超える219周を目指すしかないですね。僕たちはそこに一番近かったチームなので、そこを超えない限り3連覇はないと考えています」
「チーム、スタッフ、ライダーも219周を目指して準備してきていますし、自分たちの力を出し切れば結果に繋がると思います」
チームを率いる吉川監督は「マシンは昨年以上に信頼性は上がっていますし、ライダー構成としては新たにマイケル選手が加わりました。マイケル選手は8耐で優勝を経験しているので、ウチのチームには優勝を経験していない選手がいません。自分たちのレースをしっかりすれば結果はついてくると思います」と3連覇へ向けて準備に抜かりはない印象だった。
トークショーの後には、ヤマハライダーと会場に訪れたファンがプレイステーション4用バイクレースゲーム『Ride2』で対戦する『8耐ライダーに挑戦 ROPPONGI耐久選手権』やサイン入りグッズが当たる『ラッキードロー』を実施。最後にはライダーたちとの記念撮影会を行った。
鈴鹿8耐40回目の記念大会でヤマハは3連覇を果たすことができるか。決勝レースは7月30日(日)の11時30分にスタートする。