MotoGPクラスの前半戦は、9戦で5人のウイナーが誕生する混戦となった。

 前半戦最多の3勝を記録しているマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は、開幕2連勝を飾り、好調なスタートを切ったが、フランスGPで3勝目を記録したものの、カタルーニャGP以降は表彰台を逃し、ランキング2番手で前半戦を終えた。

 代わって前半戦最後のレースとなったドイツGPで2勝目を記録したマルク・マルケス(ホンダ)がランキングトップで前半戦を終了。しかし、2番手のビニャーレスとのポイント差は5ポイントと僅差だ。

 イタリアGP、カタルーニャGPと連勝を飾ったアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は、ビニャーレスが転倒ノーポイントに終わったオランダGPでランキングトップに浮上するも、ドイツGPを8位で終わり、前半戦終了時点ではランキング3番手に後退。ただし、ビニャーレスとの差はわずか1ポイント差。そして、オランダGPで今シーズン初優勝を飾ったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はドビジオーゾから4ポイント差のランキング4番手に続いており、ランキングトップのマルケスから4番手のロッシまでの差は10ポイントしかない。

 ウエットコンディションの難しいレースとなった昨年のチェコGP決勝では、タイヤチョイスに成功したカル・クラッチロー(ホンダ)がMotoGPクラス初優勝を達成。ロッシが2位、マルケスが3位に入賞している。マルケスはドライの予選ではポールポジションを獲得、ベテランのロッシはブルノのMotoGPクラスでは最多となる通算5勝を記録した経験を持っている。

 ブルノは長年、グランプリが開催されてきたコースだけに、各ライダーともコースを熟知している。前半戦で表彰台を獲得した経験を持つヨハン・ザルコ(ヤマハ)、ジョナス・フォルガー(ヤマハ)のルーキー勢の勢いが後半戦でも発揮されるのかに注目だ。

 約1カ月のサマーブレイクを経て、勢力図は変わるのか、前半戦と同様に混戦模様が続くのか、チェコGPは今年のチャンピオンシップを占う重要な一戦となる。

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