8月20日(日)決勝レース
MORIWAKI MOTUL RACING、高橋裕紀が今季最高位の4位獲得、清成龍一も7位でフィニッシュ
全日本ロードレース第6戦「TWIN RING MOTEGI 2&4 RACE」の決勝レースが開催された。前夜の雨は朝には上がり、朝のウォームアップ走行はドライコンディションで行われた。高橋裕紀は1分50秒422で5番手、セットアップに苦戦していた清成龍一は1分51秒225で6番手につける。
午前10時25分、JSB1000クラス決勝レーススタート! 高橋は絶妙なスタートを切りオーオープニングラップを4番手で通過する。2周目に1分49秒897、3周目1分50秒001と速いペースで周回、ヤマハファクトリー2台、津田選手(スズキ)にピタリとつけて4台で先頭集団を形成する。
その後も50秒前半から中盤のタイムで周回を重ねる。今回、ピレリの新しいタイヤスペックを投入した高橋、レース後半のラップタイムの下がり幅の大きさが前半戦の課題であったが、今回は終盤でも51秒前半のラップタイムで周回、今季最高位の4位でフィニッシュした。
一方、新たに投入したパーツのセットアップに苦戦していた清成はスタートで出遅れ、オーオープニングラップで13位まで下げてしまう。レース序盤のグリップ不足に悩まされ順位を落としてしまったが、51秒台の安定したラップで周回、徐々に順位を上げて7位でチェッカーを受けた。
このレースウイークは2&4レース開催のため走行時間が少なく、マシンのセットアップを詰める時間が足りなかったが、そのなかでチームスタッフ、メカニック、ライダーが一体となって仕上げていった。
結果として今季最高位の4位、7位のシングルフィニッシュを獲得。まだまだやるべきことはたくさんあるがこの大会で明確な課題がみつかり、次戦オートポリスに向けて貴重なデータを収集できた。MORIWAKI MOTUL RACINGはさらなる高みを目指して挑戦を続ける。