「今回どんなレベルの戦いになるかわからないけど、もてぎは何度か優勝した思い出が多くあるんだ。決勝レースに向け、金曜日から競争力をつけ、勝てるように頑張るよ」とマルケス。
もてぎ最多勝利数の記録を持つペドロサは「もてぎはホームグランプリのひとつのように感じている。走ることがうれしいし、ファンと交流することも楽しみだ。決勝レースは、集中して頑張りたいと思う」と意気込んだ。
ちなみに、日本で行きたい場所を聞かれると、ペドロサは「時間があれば日本の田舎の方にも行ってみたいね」とコメント。マルケスは「六本木だよ(笑)」と笑顔を見せた。
マルケスとペドロサのトーク後には、2018年シーズンにMotoGPクラスへ昇格が決定している中上貴晶が登場。ファンの大きな拍手で迎えられた。
トークショーではMotoGP昇格発表後の第12戦イギリスGPでの優勝について振り返る。
「イギリスGPの前にもてぎでMotoGP昇格を発表して、その後すぐの移動だったのでバタバタでしたね」と中上。
「イギリスGPの前やレースウイーク中は、各国のインタビュー取材がものすごく多かったです。イギリスGPは本当に注目されているなと感じましたし、自分としても、MotoGPライダーになるというスポットライトを当てられた1戦だったので、キーポイントだと思っていました」
「プレッシャーはすごくありましたが、勝たなければいけないという気持ちから、とにかく1戦1戦勝つという気持ちになって焦りがなくなった感じがします。気持ちの面で変わったのかなと思いますね」
日本GPでの日本人優勝は2006年の青山博一が最後となる。中上は母国レースに対し、「日本GPは勝つしかないです。昨年は(表彰台まで)あと一歩届かなかったですし、今シーズンは1勝しかできていないので、Moto2最後のもてぎでは優勝しか狙っていないです」と強く意気込んだ。
イベントの最後にはマルケス、ペドロサが再び登場。3名で会場に集まったファンによるフォトセッションが行われ、一年に一度、日本で開催される世界選手権への期待感を大いに高めるイベントとなった。
