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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.05.12 06:30
更新日: 2018.05.22 00:50

新・韋駄天は電動バイク版2ストマシン。チームミライがマン島TTレース参戦発表

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MotoGP | 新・韋駄天は電動バイク版2ストマシン。チームミライがマン島TTレース参戦発表

 そして韋駄天X最大の特長といえるのが、水冷ユニットだ。インバーターとモーターが水冷化された。これがさらに、水冷でありながら空冷でもある、ハイブリッド。これまでの空冷のユニットを活かしながら、水冷化もされている。

「こういう方式のモーターは世界にほかにないと思います。思いつきがそのまま形になるのが電動バイクのおもしろいところですね」と岸本は語る。

韋駄天Xのカラーリングは歌舞伎の隈取をイメージしている
韋駄天Xのカラーリングは歌舞伎の隈取をイメージしている

 また、この韋駄天Xには裏テーマがある。『JAPAN』、それが韋駄天Xが持つもうひとつのコンセプトだ。

「マシンカラーリングは歌舞伎の隈取をイメージしています。日本の伝統を表現したいというのもあって、歌舞伎を意識しました。チームミライのカラーであるブルーに加えた赤と白のトリコロールカラーは、過去・現在・未来を表しています」

 同クラスには5連覇をねらうTEAM MUGENがいる。それについては「チームミライとしては、自分たちのベストを目指すだけ。前回の2013年のタイムを確実に更新します」と岸本。2018年マン島TTへの参戦に向けて、こう意気込みを語った。

「今年、5年ぶりの挑戦になります。マン島TTのレジェンドライダー10人に入る、考え方も人間性もすばらしいイアン・ロッカーというライダーとコラボして、再挑戦します。亡くなった松下さんのリベンジ、供養にもなると思います」

「やるからには結果を出したいと思っていますので、表彰台を目指して全力で頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

 またこの日、チームミライが岸本をライダーとしてパイクスピークスにも参戦することが発表された。これについては「(パイクスピークスは)コースレイアウトも魅力的。世界一の峠王決定戦だと言えるレースです。これに電動バイクで参戦できるというのも、すごく楽しみですね」と岸本。

 発表会では岸本に加え、韋駄天Xの製作に携わった関係者によるトークセッションあり、チームのサポーターたちを交えたじゃんけん大会ありと終始和気あいあいとした雰囲気で進んだ。

 マン島TTレースは5月30日から6月6日にかけて開催される。チームミライが、プライベーターの雄として5年ぶりにマン島TTに乗り込む。


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