レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2018.06.11 16:00
更新日: 2018.06.11 16:15

マン島TTでマイケル・ダンロップが3勝。BMWが3クラス制覇しレコードは全クラス更新

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | マン島TTでマイケル・ダンロップが3勝。BMWが3クラス制覇しレコードは全クラス更新

 4日に4周で行われたスーパースポーツクラス決勝は、スーパーバイクでも優勝を飾ったダンロップ(MD Racing)がホンダに乗り換え1時間11分51秒072で優勝。トップから12分10秒遅れでスタートした山中は周回数が切り上げられ3ラップの走行だったが、1時間42秒775をマークし56位で完走している。6日に行われたレース2ではディーン・ハリソン(Silicone Engineering)が1時間11分28秒059で優勝。山中は最終の4周目に入るもコース序盤で転倒し、リタイアとなった。

 4日、4周で争われたスーパーストッククラスはピーター・ヒックマン(Smiths Racing BMW)が1時間8分49秒976で優勝。ベストラップも16分50秒601、平均車速134.403マイル(約216キロ)でヒックマンが獲得。スーパーバイクで勝利を飾ったダンロップ(MD Racing)は約5秒の差で2位に甘んじた。

 6日に4周で行われたライトウェイトクラスはダンロップ(MD Racing)が1時間15分5秒032で優勝。ベストラップも記録し18分26秒543、平均車速122.750マイル(約197キロ)だった。

 同じく6日には、TT Zeroクラス決勝も行われた。同クラスはバッテリー性能、容量の関係から周回数は1周のみ。このTT ZeroクラスはTEAM MUGENのルターが18分34秒956で優勝を果たした。このタイムはこれまでのコースレコードを20秒以上更新するもので、TEAM MUGENが5連覇を達成。平均車速は121.824マイル(約196キロ)で、目標としていた120マイル超えも成し遂げる結果となった。この速度は650ccのライトウェイトクラスとほぼ同じだ。

TT Zeroクラス マイケル・ルター(TEAM MUGEN)
TT Zeroクラス マイケル・ルター(TEAM MUGEN)

 TT Zeroクラスに5年ぶりに参戦したチームミライはトラブルが続き予選に出走できず。しかし決勝参加の許可が下り決勝に臨んだが、途中リタイアに終わった。

 2日には3周で行われたサイドカーのレース1はベン・バーチャルとトム・バーチャルの兄弟コンビが57分33秒635で優勝。8日に行われたレース2でもバーチャル兄弟が57分25秒040と連覇を果たした。

 8日に2018年のマン島TT最後のレースとなるシニアクラスが6周で行われ、ピーター・ヒックマン(Smiths Racing BMW)が1時間43分8秒065で優勝。2位がディーン・ハリソン(Silicone Engineering)、3位がコナー・カミンズ(padgettsmotorcycles.com)だった。ベストラップは16分42秒778、平均車速135.452マイル(約218キロ)でヒックマンが歴代最速となるラップタイムを記録した。

レコードを更新したピーター・ヒックマン(Smiths Racing BMW)
レコードを更新したピーター・ヒックマン(Smiths Racing BMW)

 今年のマン島TTは1000ccのバイクで争われるスーパーバイク、スーパーストック、シニアの3クラス全てBMWのマシンが制する結果となり、TT Zeroクラスでは120マイル超えと電動バイクの進化を見ることができた。ダンロップが3勝、ヒックマンが2勝を達成し全クラスでラップレコードが更新された年となった。


関連のニュース