レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2019.07.08 16:09
更新日: 2019.07.08 23:50

SBK第8戦イギリス:レイが母国レースで3連勝を達成。バウティスタを逆転しランキングトップに

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | SBK第8戦イギリス:レイが母国レースで3連勝を達成。バウティスタを逆転しランキングトップに

 スーパーポール・レースは気温17度、路面温度33度のドライコンディションで行われた。

 このスーパーポール・レースは、土曜日のスーパーポールの結果がグリッドに反映される。ポールポジションのサイクスはスタートを決めると、トップでターン1に向かう。カワサキ勢はハスラムが2番手かと思われたが、レイ、ハスラムとグリッド順のまま続いた。

 その後ろでは7番手スタートのラズガットリオグルが4番手にポジションを上げ、バウティスタ、バズらもポジションを上げる。一方4番手スタートのヒックマンや13番手スタートの清成は、スタートでポジションを落とした。

 2番手のレイはサイクスの背後にぴたりとつけ、3周目には一度サイクスを捉えたものの、すぐさまサイクスがトップの座を取り戻す。その間にラズガットリオグルがターン10でハスラムを捉えて3番手に浮上し、上位ではこの4台による集団が形成された。

 4周目、ターン9でレイがサイクスをパスしてトップに浮上した。しかしサイクスは離されることなくレイについていき、オーバーテイクの機会を伺う。また5番手を走るバウティスタが、ハスラムの後ろ1秒以内のところに迫っていた。

 ところが6周目にヒックマンがエンジンブローに見舞われ、コース上に液体が撒かれた。これに乗ってしまったコルテセ、メルカド、リナルディ、デルビアンコ、清成らがターン11で立て続けに転倒してしまい、レースは8周目に赤旗中断となった。

 この赤旗をもって、スーパーポール・レースは終了。レースのリザルトには前周(7周目)の順位が適用されることになっているが、赤旗掲示後に2番手のサイクスがターン11でクラッシュしてしまった。規則上は、赤旗中断後はいかなるショートカットもすることなく5分以内にピットレーンへ戻らなければならないと定められており、自力でピットレーンへ戻れずマーシャルのバイクに乗って戻ったサイクスはリタイアとなった。

 そのため2番手以下の順位が繰り上がり、優勝がレイ、2位がラズガットリオグル、3位がハスラムとなり、カワサキ勢が表彰台を独占する結果に。転倒を喫したリナルディは隊列へ復帰したため、完走は11台となっている。

SBK第8戦イギリス ピーター・ヒックマン(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)
ピーター・ヒックマン(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)
SBK第8戦イギリス トプラク・ラズガットリオグル(ターキッシュ・プセッティレーシング)
トプラク・ラズガットリオグル(ターキッシュ・プセッティレーシング)
SBK第8戦イギリス レオン・ハスラム(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)
レオン・ハスラム(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)
SBK第8戦イギリス スーパーポール・レース表彰台
ジョナサン・レイ、トプラク・ラズガットリオグル、レオン・ハスラム

■SBK第8戦イギリス スーパーポール・レース順位結果(7周)※赤旗掲示により終了

Pos. No. Rider Team/Machine
1 1 J.レイ カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR)
2 54 T.ラズガットリオグル ターキッシュ・プセッティレーシング(カワサキZX-10RR)
3 91 L.ハスラム カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR)
4 19 A.バウティスタ Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R)
5 76 L.バズ テンケイト・レーシング(ヤマハYZF-R1)
6 22 A.ロウズ パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム(ヤマハYZF-R1)
7 7 C.デイビス Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R)
8 60 M.ファン・デル・マーク パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム(ヤマハYZF-R1)
9 81 J.トーレス チーム・ペデルチーニ・レーシング(カワサキZX-10RR)
10 33 M.メランドリ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマハYZF-R1)
11 21 M.ルーベン・リナルディ バーニーレーシングチーム(ドゥカティ パニガーレV4 R)
RET 66 T.サイクス BMWモトラッド・ワールドSBKチーム(BMW S1000RR)
RET 10 P.ヒックマン BMWモトラッド・ワールドSBKチーム(BMW S1000RR)
RET 11 S.コルテセ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマハYZF-R1)
RET 36 L.メルカド オレラック・レーシングVerdNatura(カワサキZX-10RR)
RET 52 A.デルビアンコ アルティア・ミエ・レーシングチーム(ホンダCBR1000RR)
RET 23 清成龍一 モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム(ホンダCBR1000RR)

■レース2:激しいトップ争いを制したレイが母国で3連勝を達成


関連のニュース