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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.09.22 21:28
更新日: 2019.09.23 14:12

MotoGPアラゴンGP:マルケス、グランプリ参戦200戦目を完ぺきなポール・トゥ・ウインで飾る。中上は粘りの10位

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MotoGP | MotoGPアラゴンGP:マルケス、グランプリ参戦200戦目を完ぺきなポール・トゥ・ウインで飾る。中上は粘りの10位

 残り5周になると、2番手のビニャーレスと3番手のドヴィツィオーゾとの差が1秒を切るまでになる。さらにドヴィツィオーゾの約0.3秒後方には、ミラーが追従。ドヴィツィオーゾを逃さない。ドゥカティの同士対決、そしてヤマハのビニャーレスとの2位争いは終盤に向け続いていく。

終盤、2番手を走るビニャーレスに迫ったドヴィツィオーゾとミラー
終盤、2番手を走るビニャーレスに迫ったドヴィツィオーゾとミラー

 その後方では、中上を含むダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム)、アンドレア・イアンノーネ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、ミゲール・オリベイラ(KTMテック3・レーシング)による10番手争いが展開。中上はこの集団のなかで、ポジション争いを繰り広げる。

 2番手争いは、残り3周に変化を見せた。ドヴィツィオーゾがストレートの加速でビニャーレスを交わすと、2番手に浮上。さらにビニャーレスのすぐ後方にはミラーがつけており、ビニャーレスは苦しい防戦を強いられる。

 迎えた最終ラップ、ビニャーレスはブレーキングでミラーに交わされ、3番手に後退。ミラーは再び3番手のポジションを取り戻した。

 トップのマルケスは2番手以下に4.5秒以上のアドバンテージをもって、悠々のチェッカー。母国グランプリで2019年シーズン8勝目を挙げた。このアラゴンGPは、マルケスにとってロードレース世界選手権に参戦して200戦目の節目のレース。記念すべきレースを自身の勝利で華を添えた。

 2位はドヴィツィオーゾ。苦戦が続いたイギリスGP、サンマリノGPを払しょくし、3戦ぶりに表彰台に立った。3位に入ったミラーは、2019年シーズン3度目の3位表彰台獲得だ。

 4位はほとんどの周回で2番手を走りながら、終盤にポジションを落としたビニャーレス。5位には2番グリッドスタートのクアルタラロが入った。予選まで上位を席巻していたヤマハ勢がレースでは表彰台を逃し、一方で苦戦を強いられていたように見えるドゥカティ勢がレースでは2位、3位を手にする結果となった。

13番手付近を走行していた中上は、終盤に10番手争いを展開してこれを制した
13番手付近を走行していた中上は、終盤に10番手争いを展開してこれを制した

 中上は10番手争いの集団を制し、10位でフィニッシュ。中盤まで我慢のレースを強いられていたが、最終的にトップ10に食い込んだ。

 このアラゴンGPでマルケスが優勝を飾り、チャンピオンシップのポイントは300に積み上がった。ドヴィツィオーゾとの差は98ポイント。残りは5戦であることから、手元の計算では次戦タイGPでマルケスが優勝すれば、2019年シーズンのチャンピオン獲得を決めることになる。


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