バウティスタ:少なくとも僕たちはチャンピオンシップを始めることができた。難しい週末だったと同時に、非常にポジティブな週末でもあった。現地に到着する前から、レースは厳しいものになることは分かっていた。
何故なら僕たちのチームは新しく、バイクも完全に新品だ。それをベストを尽くして開発しなければならない。時間が必要だけれど、第1戦の前にはあまり時間がなかった。それにウインターテストの間、悪天候のコンディションに見舞われていたということもある。
でもオーストラリアでの週末を活用して解決策を見つけることができ、それがバイクへの自信を高める助けになった。土曜日にクラッシュするなど困難な週末だったにもかかわらず、僕たち、バイク、チームそしてホンダが持つポテンシャルを示すことができた。それはポジティブなことだったし、次のステップに進むための多くの情報を収集することができた。もちろんこの状況では、エンジニアたちは家でしか仕事ができないけどね。
――日本にいるあなたの技術者やエンジニアたちと連絡を取り合っていますか?
バウティスタ:そうだね。レース後に話をしたよ。なぜなら、僕たちはレースウイークの間には最も重要で差し迫ったコメントだけを交わすので、細かいけれど非常に重要な部分のことを忘れているかもしれないからだ。だからオーストラリアの後も僕たちは連絡を取り合っている。
意見を交換して、さらに細部に取り組もうとしているし、確かに作業は続いているよ。たとえコースにいなくてもね。僕たちはファクトリーと連絡を取り合っているんだ。
――ファンへのメッセージはありますか?
バウティスタ:今、最も重要なのは人の命だから、家にいてほしい!他の人たちのことを考えよう。今は連帯を示す時だ。感染したひとたちが回復して、レースがすぐに再開され、状況が普通に戻ったことが証明されることを願っている。みんなにバーチャルで力強いハグを送るよ!
