■1997年優勝者:伊藤真一/宇川徹組(ホリプロホンダ with HART:RC45)
 鈴鹿8耐はまたしても台風の影響を受け、レースの大半でコースはウエットのままだった。GPライダーのジョン・コシンスキー/アレックス・バロス組は、カストロール・ホンダRC45で首位に立ったが、予定外のピットストップを2回行なったためにトップの座を失った。

 それにより伊藤真一/宇川徹組がRC45で首位に躍り出た。彼らは不安定なコンディションのなか、完璧なレース運びで、コシンスキー/バロス組から2分4秒の差をつけて破った。これは1982年以来となる、日本人ペアの勝利だった。

■1998年優勝者:伊藤真一/宇川徹組(ラッキーストライク・ホンダ:RC45)
 伊藤真一/宇川徹組はチームとして初の連勝を、第21回目の鈴鹿8耐で飾った。そしてホンダは創立50周年を、表彰台を独占して祝うことができた。

 伊藤と宇川は開始2時間でレースの支配権を握ったが、完全にリラックスすることはできなかった。カストロールRC45に乗るセテ・ジベルナウとアレックス・バロスとの間の小さな差を防御しなければならなかったのだ。ジベルナウ/バロス組は彼らから43秒遅れでフィニッシュした。ホンダのスーパーバイク世界選手権の新スターであるコーリン・エドワーズ/岡田忠之組はカストロールRVFで、同一周回の3位でフィニッシュした。

■1999年優勝者:岡田忠之/アレックス・バロス組(Lucky Strike Honda:RC45)
 岡田とバロスは、鈴鹿8耐でホンダによる2度目のハットトリックを決めた。GPライダーのふたりはスーパーバイク世界選手権のペアでカストロールRC45に乗るアーロン・スライト/コーリン・エドワーズ組に1周差をつけていた。

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