しかし、決勝レース序盤にロッシとマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が接触ギリギリのきわどいバトルを展開した末に両者が接触、マルケスが転倒しリタイアとなった。

 ロッシはレース後、次戦(最終戦)のバレンシアGPで最後尾スタートというペナルティを受けることになり、マレーシアGP終了時点でポイントリーダーにつけていたが、最後尾スタートのペナルティが響き、ロレンソが逆転でタイトルを獲得した。

 マルケスとロッシの接触はセパンクラッシュと呼ばれて大きな話題になった。Moto2クラスではヨハン・ザルコ(カレックス)が優勝、Moto3クラスではミゲール・オリベイラ(KTM)が優勝している。

 MotoGPクラスでは日本GPでタイトルを確定させたマルケスだったが、続くオーストラリアGPでは転倒リタイアを喫し、今季初のノーポイントレース。タイトル争いのプレッシャーから解放されたマルケスだが、セパンでは2013年、2014年にポールポジションを獲得、2014年に1勝を記録している。昨年は因縁のレースとなったセパンでどんな走りを見せるか。

「オーストラリアではいいレースをしようとトライしたけどできなかった。その中でポジティブなこともあり、今回も学習することができたと思う。将来、似たような状況になったときには気をつけたい。乗れているとき、自分の自信をコントロールすることは簡単ではないんだ。セパンでは2月のテストのときは、まだセットアップの方向性を見つけるのに苦労した。その後、路面が再舗装されているから、どのようにレースウイークを組み立てて行くか確認したい」とマルケス。

 ランキング2位につけるロッシは前戦オーストラリアGPで15番グリッドからスタートして2位入賞を果たし、ランキング2位争いをリード。セパンの最高峰クラスでは2001年、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年と通算6勝を記録している得意なコース。

「セパンは好きなコースのひとつ。天候によっては困難なレースのひとつとなってしまう。とても暑く、食事と水に注意を払う必要がある。フィジカル面での要求が非常に厳しいが、ボクは好調だ。フィリップアイランドの週末はとても難しかったけど、最後にはいい結果で締めくくることがてきてうれしい。マレーシアでは最初のセッションからいい仕事ができることを期待する。いいレースをして、もう一度表彰台を獲得したい」とロッシ。

 ランキング3位のロレンソはオーストラリアGPで6位に終わり、ロッシとのポイント差は24ポイントへと拡大してしまった。セパンでは4年連続5回の表彰台を獲得しているロレンソだが、まだ優勝した経験がない。

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