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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.09.07 08:00
更新日: 2020.09.07 13:22

SBK第5戦:インディペンデントチームのリナルディがレース1で自身初優勝。レース2はレイが接戦制す

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MotoGP | SBK第5戦:インディペンデントチームのリナルディがレース1で自身初優勝。レース2はレイが接戦制す

 日曜日に行われたスーパーポール・レースは気温21度、路面温度29度のドライコンディションでスタート。好スタートを切ってトップに立ったのはレイだったが、1周目に早くもレディングがレイをオーバーテイク。レディングとレイが接戦のトップ争いを展開し、3番手にレース1ウイナーのリナルディが続く。

 レディングはそのままトップでチェッカーを受け、優勝を飾った。2位はレイ、3位はリナルディが獲得。4位には中盤にロウズを交わしたバウティスタが入り、5位はデイビス。ハスラムは8位、高橋は21位でレースを終えた。

 レース2は、スーパーポール・レースの結果によりポールポジションにレディング、2番グリッドにレイ、3番グリッドにリナルディがフロントロウに並んだ。

2020年SBK第5戦テルエル レース2
2020年SBK第5戦テルエル レース2

 レース2は気温24度、路面温度40度となり、路面温度が大幅に上昇した。ホールショットを奪ったのは2番グリッドスタートのレイ。2番手にレディング、3番手にリナルディ、4番手にバウティスタ、5番手にデイビスがつける。レディングはオープニングラップで早くもレイを交わすと、トップに浮上。レディングがトップ、レイが2番手でオープニングラップを終える。

 5周目、13番グリッドスタートのトム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)がピットに戻り、リタイア。技術的な問題によるリタイアと見られる。サイクスは前戦スペインラウンドのレース1でも、技術的な問題によりリタイアを余儀なくされている。さらに4番手を走行していたバウティスタが、9コーナーでスリップダウン。バウティスタはレースに復帰したが、その後、ピットイン。このレースをリタイアしている。

 バウティスタが4番手から後退したことでトップ集団はレディング、レイ、リナルディの3台が形成。6周目、レイがレディングに仕掛けて何度もオーバーテイクを試みるも、レディングがしのぐ。こうした争いを後方3番手で見ていたリナルディが、ふたりを上手く交わしてトップに浮上。トップ3のポジションはリナルディ、レイ、レディングの順に変わった。

 レース中盤の10周目を迎えるころになると、レディングはやや遅れをとり、2番手のレイとの差は1秒以上に開いていた。トップ争いはリナルディとレイによって展開されることになる。レイはリナルディの背後にぴたりとつけ、オーバーテイクの機会を伺う。

 13周目には4番手を走行していたデイビスが転倒。ハスラムが、3番手のレディングと約4秒差の4番手に浮上した。一方、リナルディとレイによるテール・トゥ・ノーズのトップ争いは、残り5周を迎えても続いた。

 残り4周、レイが7コーナーでリナルディにオーバーテイクを仕掛けるも、ややラインを外してゼブラゾーンに乗ってしまう。加速が鈍ったレイはリナルディの先行を再び許す。しかしすぐさまその差を詰め、残り3周の6コーナーでリナルディのインに飛び込み、そのまま先行して立ち上がった。これでついにレイがトップに浮上。2番手に後退したリナルディは少しずつ差を広げられてしまう。

 終盤にトップを奪還したレイは、そのままレース2を制し、今季8勝目を飾った。2位フィニッシュのリナルディは、今大会3度目の表彰台を獲得。3位にはレディングが入った。この結果により、チャンピオンシップのランキングトップであるレイと2番手のレディングとの差は36ポイントに広がった。

 4位はチームHRCのハスラム。今季ベストリザルト獲得となった。5位はロウズで、ヤマハ勢はファン・デル・マークの6位が最上位。高橋は15位まで約0.8秒差の16位で、惜しくもポイント獲得はならなかった。

 また、スーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦する大久保光(Dynavolt Honda)は、レース1でリタイア。レース2は出走しなかった。本人のSNSによれば、レース1はタイヤの問題によるもので、レース2は健康に問題があったためだという。スーパースポーツ世界選手権300(WSS 300)では、岡谷雄太(MTM Kawasaki MOTOPORT)がレース1、レース2ともにリタイアとなった。

2020年SBK第5戦テルエル ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)
2020年SBK第5戦テルエル ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)

2020年SBK第5戦テルエル レース2はジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)が優勝
2020年SBK第5戦テルエル レース2はジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)が優勝

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