レース後、オンラインで記者の前に姿を現した中上は、転倒時の様子を子細に語った。「今でも自分がしたことが、ミスをしたことが信じられません」

「フランコ(・モルビデリ)が後ろにいるのはわかっていました。なので、1コーナーからラインを締めたのです。ポジションを守ろうとしました。そしてラインを外してしまいました」

「4コーナーでは、少しイン側になり、5コーナーのブレーキングでは、ほんの少しだけ、アウト側になったんです。そのとき、自分の意識をコントロールできませんでした。ブレーキングがとても鋭くなってしまい、突然フロントがロックして、フロントを失ってクラッシュしてしまったんです。ばかなミスでした。そのときどうしてそうしたのか、わかりません。ただ、少し速すぎたとだけ言えます。スピードも、ブレーキングも、そしてプレッシャーもコントロールできませんでした」

 ポールポジションからのスタートは、同時に大きな重いものを中上に運んできた。初めてのポールポジション、グリッド上では特別な気持ちになった? と聞けば、「素晴らしい気持ちでした」と言ってから「でも一方で、本当にものすごいプレッシャーも感じていました」と続けた。

 中上は大きくて重たいものを持ったままレースに挑んでしまった。そして、その代償はとても大きかった……ということになるのだろう。チャンピオンシップではランキング7番手に後退。けれど中上は「残り3レース、チャンピオンシップをかきまわしたいです」と前を向く。ポールポジションからスタートした、わずかとはいえトップも走った。あと残る“未経験”は表彰台に上がるだけだ。

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